MetaはSNSに「市民的なコンテンツ」を段階的に戻すそうです

Threadsがコミュニティノート機能をテスト中。Metaのファクトチェック廃止に続く流れ

Image:Alessandro Paluzzi(Threads)

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは先週、同社が運営するSNSのモデレーションに関するポリシーを大きく変更し、サードパーティに依存してきたファクトチェックを廃止してX(旧Twitter)のコミュニティノート方式を採用すると発表した。

コミュニティノートとは、ユーザーの投稿に誤りや嘘が含まれる場合に、別のユーザーがそれを指摘し正しい情報を添付表示する機能だ。ファクトチェックのクラウドソーシング化といえばわかりやすいかもしれない。Xはこのコミュニティノートによるファクトチェック機能により、ユーザーからの信頼できる情報を投稿に追加することで、コンテンツにより多くの文脈、明確さ、検証を提供している(ただし、コミュニティノート執筆者に気づかれないままになっている誤情報もゼロではない)。

Threadsへのコミュニティノート導入は、すでにThreadsのiOSアプリからその機能に関するコードが発見されていたこともあり、驚くほどの話ではない。

自称リーカー(Leaker)のalex193aこと、Alessandro Paluzzi氏は、Threadsにおけるコミュニティノート機能の外観を3枚のスクリーンショットとして投稿した。

Image:Alessandro Paluzzi(Threads)

Metaは、コミュニティノート機能は「今後2、3か月の間にまず米国でコミュニティ・ノートを段階的に導入」し、その後「1年かけて改善していく」予定だと述べたが、Threadsでこの機能が正式に開始される正確な時期については明言していない。

ちなみにGoogleも、昨年からYouTube向けにコミュニティノート風の機能をテストしており、Metaと同様、動画投稿・配信者とその視聴者を適切な情報に誘導する方法を模索している。

またInstagramのアダム・モセリ氏は、Threads上における政治的話題を好まないユーザーに対し、その表示を減らすための設定方法を動画付きで紹介している。

Iamge:Adam Mosseri(Threads)

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