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『Overwatch』eスポーツ選手、チームのさよならツイートで解雇を知る

Image:Rich T Photo/Shutterstock.com

プロスポーツはどんなものであれ実力がすべてのシビアな世界だが、eスポーツにおいてもそれは同じようだ。ニューヨークの『Overwatch』リーグ(OWL)を戦うチームNew York Excelsiorに所属するSang-min “Myunb0ng” Seo選手は、今週末に迫る試合に備えているさなか、チームが発した「いままでありがとう!」ツイートで自分が解雇されたことを知った。

近年、Twitterを通じて公式発表が行われることは珍しくない。OWLでも、選手の加入や移籍、契約解除といった登録変更をツイートで明らかにしている。

今回の問題は、解雇をSeo選手に事前に通知しないまま公に発表したことだ。Seo選手は自分に対して、突然SNSで「ありがとう、そしてさようなら!」と公表されたことに明らかに困惑し、クエスチョンマーク連打のリプライを返していた。

Image:Twitter(arhive.today)

Excelsiorチームは、このツイートを通じた公開解雇通告の数時間前、新しい選手の加入を発表していた。Seo選手はまだ歓迎ツイートをしていなかったが、もし何も知らないままうっかり「これから一緒に頑張ろう!」的なツイートをしていたら、(解雇ツイートによって)さらに面目が潰されていたことだろう。

しかし、チーム内の選手に解雇を通知しないまま公に発表するとはどういうことだろう。Seo選手はその後も、もういちどチームに対して?マークの引用リツイートを発しており、双方で事前に交渉や相談があったかもしれないが、少なくとも合意がないまま発表されたことは間違いなさそうだ。

Excelsiorチームはこの事態を謝罪し、事前にMyunb0ngと適切なコミュニケーションを取ることができなかったと釈明した。そして”連絡ミス”で、このような状況にしてしまったことを深くお詫びすると述べた。

Seo選手はこの件に関して、チームとフィードバックセッションを実施している最中に解雇を知ったとツイート。「ソーシャル/マーケティングチームのミスで突然放出されたようだ。これまで、解雇される可能性すら聞かされていなかったので、これは非常に不当なことだと思う」と不満を露わにしている。

なお、選手への通知前に解雇やトレードが公表される事例はeスポーツに限らず、スポーツ全般で時折見られる光景だ。2020年には、NBAのミネソタ・ティンバーウルブズに所属していたロバート・コビントン選手が、自らのトレードをチームからでなくESPNのニュースで知ったことが伝えられていた

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