「Galaxy S25 Slim」が手ごわいライバルとなりそう

iPhone 17 Air、薄さ6.25mmで価格はPlusモデルなみか

Image:Mojahid Mottakin/Shutterstock.com

アップルが今年秋に超薄型モデル「iPhone 17 Air」を発売すると噂されるなか、その厚さや価格の詳細が報じられている。

韓国の大手メディア・時事ジャーナル(Sisa Journal)は、iPhone 17 Airは6.25mmの厚さを目指していると報じている。これが本当であれば、iPhone 6の6.9mmという記録を上回り、「最も薄いiPhone」に躍り出る。またiPhone 16およびiPhone 16 Plusよりも約20%、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxよりも約25%も薄くなる。

iPhone 17 Airの価格は、「既存のPlusモデルと同程度」とのこと。今年、アップルはPlusモデルを発売するつもりはなく、Airモデルに置き換えることを決めたという。

2023年のiPhone 14シリーズから加わった(miniモデルと入れ替わりに)Plusモデルだが、4機種の中で最も不人気だと毎年のように報じられていた。

市場調査会社Omdiaによると、昨年上半期におけるiPhone 15 Plusの出荷台数は370万台。1位のiPhone 15 Pro Maxが2180万台、2位のiPhone 15標準モデルが1780万台、3位のiPhone 15 Proが1690万台と比べると、飛びぬけて低い。

iPhone 17 Airは超薄型化に高度な技術が使われ、当初は高価になると予想されていた。が、プロセッサーは標準モデルと同じ「A19」、RAMも8GBとされ、背面カメラは1つに削減。さらにアップル独自設計の5Gモデムを使うことでコストを抑え「新たな中価格帯モデル」になると米大手メディアが続報を伝えていた

かたやサムスンも、次期フラッグシップ「Galaxy S25」シリーズに超薄型モデルを投入する予定だと時事ジャーナルは報じている。いわゆる「Galaxy S25 Slim」の厚さも、やはり6mm台半ばになるとのことだ。

今回の報道によれば、サムスンは薄型化のためバッテリーやカメラなど部品の設計に変更を加えたという。そのうちの1つが望遠カメラを小さくするALoP(All Lenses on Prism)であることは、別の情報源も伝えていた

またGalaxy S25 Slimは、そもそもiPhone 17 Airに対抗すべく後追いで企画されたため、「価格が高くなることはない」と業界関係者は主張している。

本製品の発売は他のGalaxy S25シリーズ(海外では1月~2月)よりも遅く、第2~第3四半期になる可能性が高いという。それでもiPhone 17 Airよりは早く、サムスンとしては「アップルと同じコンセプトの製品を先手を打って発売し、市場での反応を評価したいと考えている」とのことだ。

Galaxy S25 Slimは約6.6インチ画面を搭載し、2億画素のメインカメラや光学3.5倍の望遠カメラを含むトリプルカメラとの噂もある。もしも十分に価格が抑えられたなら、iPhone 17 Airにとって大きな脅威となるかもしれない。

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