iPhone 17 Airはカメラで妥協?
サムスンの望遠カメラ新技術「ALoP」、噂の薄型スマホ「Galaxy S25 Slim」に採用か
まもなくサムスンは、次期フラッグシップ機「Galaxy S25」シリーズを発表すると見られている。これまでは3機種構成だったが、新たに超薄型の「スリム」モデルが加わるとの予想が有力である。
通称「Galaxy S25 Slim」は薄い筐体ながらもカメラ性能は最上位の「Ultra」に近く、2億画素メインカメラのほか光学3.5倍の望遠カメラも搭載するとの噂もある。それを実現する技術につき、詳細な情報が伝えられている。
著名リーカーJukanlosreve氏によると、Galaxy S25 Slimは望遠カメラによる厚みを減らすため、先月サムスンが発表したALoP(All Lenses on Prism)技術を採用するという。
当時サムスンはALoPを「モジュールの長さは従来のフォールデッドカメラオプティクス(光の経路を折り曲げることで物理サイズを抑えながら経路を長くする技術。iPhone 16 Proモデルのテトラプリズムに相当)と比べて22%短縮できる」と説明していた。
また、「40度傾斜したプリズム反射面と10度傾斜したセンサーアセンブリ」により、「薄型のカメラバンプ(カメラ関連パーツを収納した盛り上がり)」を備えたスリムなスマートフォンが実現するとも主張している。
これをサムスンは、分かりやすく図解している。従来型のペリスコープカメラ(テトラプリズム)は、レンズをスマホ本体に対して垂直に配置している。
それに対しALoPはレンズを水平に、かつプリズムの上部に直接置くことで、長さと高さを削減しているわけだ。
さらに現在のペリスコープカメラと比べて、ALoP採用カメラがどれほど小さいかを示す画像も公開している。
最後に、ALoPがズームカメラのデザインに及ぼす影響である。レンズが大幅に小さくなり、かつ長方形から円形になるため、見栄えが良くなるようだ。
アップルが準備中と噂の超薄型モデル「iPhone 17 Air」は、薄くするために背面カメラを1つにすると予想されている。「薄型スマホ対決」としてはGalaxy S25 Slimが有利そうだが、仕様を抑えるかわりにProモデルよりも低価格にするとも言われるため、直接の競合はないのかもしれない。
- Source: Jukanlosreve(X)
- via: BGR