技術的にはもっと早く可能?

iPhone 16(仮)は画面下Face IDに、「ディスプレイに穴あきなし」との予測

Image:Apple

2022年秋に発売とみられるiPhone 14 Pro(仮)モデルは、画面上部にあるノッチ(切り欠き)がなくなるものの、画面に2つの穴が開くとの予想が有力となっている。それぞれ顔認証のFace IDと、自撮りカメラのために必要というわけだ。

それに対して2024年のiPhone 16(仮)シリーズでは「画面下Face ID」、つまりディスプレイの下にFace ID関連パーツが埋め込まれ、画面に穴を開けず、外からも見えないとのアナリスト予測が伝えられている。

この話の発端となったのは、ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏のツイートだ。Young氏はサプライチェーン調査会社DSCCのCEOでもあり、第6世代iPad miniの画面サイズが8.3インチになることや、14インチ/16インチMacBook Pro(2021)にミニLEDディスプレイが採用されることも的中させた実績がある。

このYoung氏が「iPhone(16)には画面下Face IDがやって来る、画面内Touch IDは来ない……」とつぶやいたことに、やはりアップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏が「私の予想も同じだ」と同意を示した次第だ。ただし2024年まで待つのは、技術的な理由よりもマーケティング上の理由からだと付け加えている。

ちなみに韓国の電子産業誌The Elecは先日、2025年のiPhone 15 Pro(仮)ではサムスンの技術により画面下Face IDが実現すると報じていた。「技術的に」は可能だが、より画面下Face IDへの期待を盛り上げるためにあえて延期、ということだろうか。

また画面内Touch IDとは、ディスプレイの裏に指紋センサーを置き、画面内で認証する方式のこと。こちらに関しては、Kuo氏は先週「2023年と2024年の新型iPhoneにはやってこない」とつぶやいていた。すでにiOS 15.4により「マスク姿でFace ID解除」は実現しており、新型コロナ禍のもとでも不便は解消されつつあるため、いよいよ望み薄かもしれない。

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