「自動車の大きさ」って本当?

米連邦航空局、ニュージャージー州22箇所でドローン飛行の禁止区域を設置

Image:Virrage Images/Shutterstock

米連邦航空局(FAA)は、「特殊な安全上の理由」のため、ニュージャージー州の22の地域で特別な許可なしにドローンを飛ばすことを禁じた。これは現地で11月中旬以降に「自動車ほどの大きさ」があるともされる謎のドローンの目撃報告が相次いだことを受けて出された措置だ。

この暫定飛行制限により、対象空域から1海里以内、地上高400フィート(約122m)までの範囲内では、1月17日までドローンを飛行させることはできない。

本当に自動車ほどの大きさもあれば、それはおそらくドローンというよりは人が乗れるマルチローターVTOLになると思われるが、そんなものを夜間に人知れず飛ばすことは、常識的に考えると難しい。だが、先週末にはドローンの目撃情報によりスチュワート国際空港の一部やオハイオ州のライト・パターソン空軍基地空域が一時閉鎖される騒ぎにもなった。

目撃情報はニュージャージー州以外でも相次いでおり、米国では最初の発生から数週間にわたり、この謎のドローンが何なのかに関する議論が活発に行われているが、いまだその正体はわからず、政府も有力な情報を持っていない模様だ。

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