円安は反映される?

Google「Pixel 9a」、詳細な仕様がリーク。米国価格は8aから据え置きか

Image:Lukmanazis/Shutterstock.com

Googleは廉価スマートフォン「Pixel 9a」を来年3月にも発売すると噂されており、仕様に関する情報も次々と届けられてきた。カスタム版のTensor G4チップを搭載し背面のカメラバーは廃止といったところだ。

それに続き、追加の情報をAndroid情報サイトAndroid Headlinesが伝えている。今回のソースは携帯通信キャリアから提供され、別の情報源からも裏付けを取っているとして、信ぴょう性の高さを強調している。

上述の通り、Pixel 9aはTensor G4を搭載し、8GBのRAM、128GB/256GBのUFS 3.1ストレージや、他のPixelデバイスと同じくTitan M2セキュリティチップを使うという。

そしてディスプレイは約6.3(6.285)インチで、前モデルと同じくGorilla Glass 3カバーガラスを使用。ピーク輝度は1800ニト、HDR輝度は2700ニトで、リフレッシュレートは120Hzとのこと。もっとも、現行のPixel 8aは最大輝度が2000ニト、HDR輝度が1400ニトと大小が逆であり、誤植である可能性もある。

背面のメイン(広角)カメラは48MP、サムスン製の「GN8 Quad Dual Pixel」センサーを搭載するという。Pixel 8aの64MPより数字の上では劣るが、以前Android Headlinesは「ピクセルサイズが大きくなるため」(取り込める光の量が増える)画質はよくなると主張していた

また超広角カメラは13MPのソニー製センサー「IMX712」が搭載され、自撮りカメラにも同じものが使われるとのことだ。

バッテリー容量はは5000mAhとなり、前モデルの約4500mAhから増える見通しだ。充電速度は有線で23Wまで高速化するが、無線では7.5Wにとどまり、Qi2への格上げはない。

Pixel 9aの寸法は154.7×73.3×8.9mmとされており、Pixel 8aよりもわずかに高さも幅も大きくなる(ケースが流用できない程度には)が、重さは185.9gと軽くなっているという。

リークされた仕様表にはAndroid 15がプリインストールされ、過去モデルと同じく7年間のOSアップデート提供が明記されている。

背面はマット仕上げで、ディスプレイの下には「Goodx G7」の指紋センサーが搭載されるとの記述もある。これは上位機種Pixel 9シリーズが搭載したクアルコム製の超音波センサーと異なり、光学式センサーの可能性が高いようだ。

一般的に光学式指紋センサーは旧式で、認識も遅く、精度も低く、指が濡れたり汚れていると読み取りにくい傾向がある。歴代のPixelシリーズも光学式ゆえの弱点を抱えていたが、ようやくPixel 9シリーズで超音波式に切り替えられていた

ほかIP68級の防塵・防水性能、DisplayPort 1.4aビデオ出力(最大4K)、物理SIMスロットにも言及されている。

最後に、米国での価格はPixel 7aおよび8aから変更なしの499ドルで、ミリ波対応モデルは50ドル高くなるとの注釈もある。

Pixel 9シリーズの日本向けモデルもミリ波対応は省略されており、要は「米国価格は据え置き」ということだ。ただし、最近のGoogleは円安をダイレクトに価格に反映しているため、国内では値上げされるのかもしれない。

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