マイクロソフト、WindowsとiPhone間でのファイル共有機能をテスト開始

Munenori Taniguchi

@mu_taniguchi 2024/12/12 12:49

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マイクロソフトは、 スマートフォン連携アプリ「Phone Link」をアップデートし、iPhoneユーザーがWindows搭載のPCとファイル共有することを可能にした。ただし、このアップデートは現在、開発中の機能などを先行体験できるWindows Insider限定で提供されている。

WindowsのPhone Linkアプリは昨年、サポート対象デバイスにiPhoneを追加しており、これまでにはiMessageによるやり取りや、連絡先へのアクセス、通知の確認といった機能がWindows側から利用可能となっていた。

新たに追加されたファイル共有機能によって、このアプリはさらにユーザーにとって便利になるはずだ。

Phone Linkの機能を使ってWindowsからiPhoneへファイルを共有するには、iOS 16 以上をインストールしたiPhoneに「Link to Windows」アプリ（v1.24112.73以降）を導入しておく必要がある。Windows側には「Phone Link」アプリのv1.24112.89.0以降が必要だ。

最初に必要な設定を済ませれば、あとは対象のファイルを右クリックして「My Phone」を選択すればOK。iPhoneからWindowsへファイル共有する場合は、ファイルアプリを開き、共有アイコンをタップして「Windowsにリンク」を選び、共有先のデバイスを選択する。

上に述べたとおり、現在はWindows Insider登録者を対象とした試験段階であるため、細かな不具合が発生する可能性もある。正式リリースされれば、Windows PCとiPhoneでデータのやり取りが多いユーザーには便利な機能になりそうだ。

ちなみに、Windwos PCとiPhoneの間でファイルを共有するには、ほかにも「Box」や「Dropbox」「Googleドライブ」など、クラウドストレージを介する方法もある。ユーザーは好みに応じて手段を選択すると良いだろう。