Steam Deckよりはコンパクト

Nintendo Switch後継機の新たなモックアップ動画が登場。有機ELモデルより大型化か

Image:oleschwander/Shutterstock.com

Nintendo Switch後継機、通称「スイッチ2」のデザインに関しては、「工場試作品」と称する画像などが相次いで登場していた。これまでは予想CG画像や部品ごとに留まっていたが、新たにスイッチ2本体を「3Dプリントしたモックアップ」動画が公開されている。

YouTubeチャンネルのSwitchUpは、中国のケースメーカーから送られてきた「スイッチ2の最終デザイン」に基づくというモックアップを紹介している。

これに先立ち、アクセサリーメーカーSatisfyeが新製品「ZenGrip 2」の予告動画を一瞬だけ公開したが(削除済み)、そこにはスイッチ2本体らしきシルエットがうっすら映っていた。さらに遡れば、詳細な仕様をリークしていたMobaPadもサードパーティのアクセサリー企業である。

さて今回のSwitchUpは、専用ケースからモックアップを取り出し、あらゆる角度から披露している。全体のデザインは、9月に登場していた「CADモデル」(設計図を元にしたCG画像)と全く同じである。

新たなJoy-ConではL/Rボタンが角を包み込むように大型化していることや、背面の取り外しボタンの配置も変更されたことが確認できる。

Image:SwitchUp/YouTube

またスイッチ2のディスプレイとスイッチ有機ELモデルの画面も比較されているが、より広くなりつつもベゼル幅はほぼ同じのようだ。スイッチ2は8インチ液晶画面だと噂されてきたが、7インチの有機ELモデルとのサイズ差もモックアップの印象と一致している。

興味深いのは、本体の厚さが有機ELモデルと変わらないものの、通気口が大きくなっていることだ。サイズや重さを抑えて携帯性を維持しつつ、少なくともPS4並みに強化されるという本体の処理能力、つまり排熱の増加も考慮に入れているのかもしれない。

ヘッドホンジャックは元の位置のまま、物理カートリッジスロットは少し大型化している。USB-Cポートが下部から上部に移されているが、ドックに設置するためには明らかに不都合だ。モックアップゆえに、下部のポートを付け忘れている可能性もありそうだ。

Image:SwitchUp/YouTube

他社の携帯ゲーム機と比べれば、Steam Deckよりはコンパクトだが、ハンドグリップはない。やはり現行モデルと同じく、前後から覆うドックへの設置を前提としているようだが、それでも持ちやすいバランスにはしているのだろう。

にわかにスイッチ2のリーク情報が活発化しているのは、量産が本格化している現れとも推測される。噂通り初期出荷が700万台以上とすれば、末端の工場などから情報が漏れるのは防ぎがたいはずだ。

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