iPhone 17 Airは「スペックより薄さ」か

「iPhone 17 Pro」の5倍ズームはさらに強化?「iPhone 17 Air」に望遠レンズはナシか

Image:Framesira/Shutterstock.com

次期「iPhone 17 Pro」モデルのカメラが高性能となるため、主要サプライヤーが生産施設をアップグレードすると報じられている。

韓国メディアThe Elecによると、LG Innotechはカメラモジュールの新設備を確保するため3759億ウォン(約414億円)の投資を発表したという。投資の目的は「光ソリューション事業における新モデルへの対応と競争力の向上」とのことだ。

今回の報道は、新施設への投資は来年発売予定のiPhone 17への対応を目指すためだと伝えている。LG InnotekはiPhone用カメラモジュールで最大の市場シェアを占めており、噂の「iPhone SE 4」搭載カメラの供給元としても名前が挙がっていた

つまり同社は大幅な生産能力の増強を行う必要はない。そのため、投資の目的はiPhone 17シリーズ用カメラモジュールの高性能に合わせた機器や設備の入れ替えだと見られている。

iPhone 17シリーズ用のカメラについて詳しくは分かっていないが、変わらない点がひとつあるようだ。すなわち、光学5倍ズームを実現している折りたたみズーム(テトラプリズム望遠レンズ)はiPhone 16世代と同じくProモデル専用だという。

裏返せば、標準モデル「iPhone 17」や、超薄型モデル「iPhone 17 Air」には5倍ズームが搭載されないことになる。特にiPhone 17 Airは全4モデルの中で最も高価になると噂されているが、最高のカメラは搭載されないというわけだ。

iPhone 17 Airは非Proの「A19」チップを搭載し、背面カメラはたった1つになると予想されている。その一方で「iPhone史上最薄」となる厚さ6mm(iPhone 6は6.9mm)として、スペックよりもプレミアム感に重きを置くとみられている。

第3世代までのiPhone SEシリーズも、フラッグシップ機よりも小さなコンパクトさが一部の人気を集めていたが、それは「廉価」にも支えられていた。「薄くて高価」がどのようなインパクトをもたらすか、興味深いところだ。

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