はじめてのスマートホーム特集

“スマートホーム”、実際何ができる? 実現に必要なデバイスも合わせて紹介!

スマートホームでは、様々な家電製品やセンサーなどがネットワークに接続され、自由に操作できるようになる。スマホアプリからの操作だけでなく、音声でアレクサを呼び出してコントロールすることも可能。また、人感センサーや温度センサー、照度センサーなどの各種センサーによるセンシング結果をトリガーに家電を動かすこともできる。

ライフスタイルにあったスマート家電を、Alexaと連携させれば、生活をより便利で、快適にできる。今回はスマートホームを構築する上で、ぜひ用意したいスマート家電や、ガジェット類をカテゴリごとに紹介していこう。

スマート家電が音声操作できるようになるスマートスピーカー&スマートディスプレイ

スマートホームの中心で、さまざまなスマート家電と連携し音声操作したり、定型アクションが作れるのが、スマートスピーカーやスマートディスプレイだ。

AmazonのEchoシリーズなら、簡単にスマート家電が登録できる。あとは音声で操作したり、スマホから遠隔操作が可能。また、音楽やラジオを楽しむことができる。スマートディスプレイではAmazonプライムビデオやYouTubeの視聴が可能。離れて暮らす家族とビデオ通話をしたり、玄関や家の周り、自宅内に設置したセキュリティカメラの映像も見られるのだ。

Echo Pop

「Echo Pop」(5,980円)

手のひらサイズのコンパクトなスマートスピーカー。「Alexa」と話しかけるだけでさまざまな機能を音声で呼び出せる。2台組み合わせることでステレオサウンドで音楽を楽しむことも可能。初めてスマートスピーカーを導入するときに最適なモデルだ。ボディカラーはチャコールのほか、グレーシャーホワイトやラベンダー、ティールグリーンの4色を用意する。

「Echo Pop」Amazon販売ページ

Echo Show 8

「Echo Show 8」(22,980円)

8インチのHDタッチディスプレイ(1280×800ドット)を搭載したスマートディスプレイ。13MPのフロントカメラを搭載し、ビデオ通話が楽しめる。パッシブバスラジエーター付きの2インチネオジウムスピーカーを2基内蔵しており、広がりのある空間オーディオが楽しめる。Zigbeeによるスマート家電の簡単セットアップ機能も搭載する。

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Wi-Fi非対応の家電でもスマート化できる「スマートリモコン」

スマートホームの構築になくてはならないのが、スマートリモコンだ。これは赤外線リモコンで操作できる、テレビやエアコン、扇風機などの家電をスマホアプリから操作できるようにするガジェット。スマートリモコン自体をWi-Fiに接続して、アプリに家電のリモコンコードを設定したり、信号を読み取ったりすることで、リモコンなしでの操作が可能となる。さらにAlexaと連携することで、 音声での操作もできるようになるのだ。

Nature「Nature Remo 3」

Nature「Nature Remo 3」(9,980円・以下、税込表記)

温度、湿度、照度、人感センサーを内蔵したスマートリモコン。赤外線強度は約30畳と強く、離れた場所にある家電の操作も可能。時間や温度、スマホのGPS情報をトリガーにしたオートメーション操作ができる。

「Nature Remo 3」Amazon販売ページ

SwichBot「SwichBot ハブ2」

SwichBot「SwichBot ハブ2」(9,980円)

温度計と湿度計、照度センサーを内蔵。 本体前面にあるボタンをタッチするだけで設定した操作ができるスマートボタンを備える。赤外線LEDやモジュールを計9つ搭載しており、 広範囲の家電の操作が可能。

「SwichBot ハブ2」Amazon販売ページ

家族の健康を守るためにもエアコンのWi-Fi対応は必須

熱中症対策に室温が一定以上に上がったら自動的に冷房が付く仕組みなど、いまやエアコンのスマート化は必須。高齢者や小さい子供、そしてペットがいる家庭ではエアコンの遠隔操作や自動制御はできるようにしておきたい。

近年発売されたエアコンではエントリーモデルでもWi-Fi機能を搭載しており、スマホから操作が可能だ。古いエアコンを使っている場合は、スマートリモコンで対応しよう。

東芝「大清快 U-DRシリーズ」

東芝「大清快 U-DRシリーズ」(実勢価格28万3,000円・RAS-U221)

無風感空調機能やレーダーセンサーを搭載する最新エアコン。スマホアプリでは曜日ごとのオンオフや、温度変更など細かな設定が可能。Alexaと連携することで、音声操作での温度変更などもできる。

「U-DRシリーズ」公式サイト

ダイキン「Aシリーズ」

ダイキン「Aシリーズ」(実勢価格28万3,800円・AN255AAS-W)

AI快適と節電、2つの自動運転が選べるエアコン。アプリでは遠隔操作ができるほか、1週間分の予約設定などが可能。また、GPS連動による自動動作も可能。同社製空気清浄機などとの連携機能も搭載する。

「Aシリーズ」公式サイト

話しかけるだけで照明オフできることがすぐに当たり前に

多くのスマート家電の中で最初に導入することをおすすめしているのが照明機器だ。これまでは、壁のスイッチやリモコン、電源コードにあるスイッチなどを使って操作してきたハズだ。しかし、照明がスマートになれば、いちいち壁のスイッチまで行かなくてもオンオフができ、寝転んだままで消せるようになる。

さらに調光できるシーリングライトなら、夕食後は自動的に暖色系の明かりに変えるといった設定も可能。他の家電と一緒に制御できるのだ。シーリングライトも赤外線リモコンに対応するモデルならスマートリモコンから操作できる。

パナソニック「HH-XCK0860A」

パナソニック「パルックLEDシーリングライト ライフコンディショニングシリーズ HH-XCK0860A」(直販価格2万9,700円・8畳用)

アプリから調光・調色が自在にできるシーリングライト。アプリではスケジュール設定ができ、時間帯ごとに光を変えることが可能。また、Alexaに話しかけるだけで照明をつけたり、モードを変えたりできる。また、不在時にオンオフすることで防犯対策も可能だ。

「HH-XCK0860A」Amazon販売ページ

+Style「スマートLED電球 PS-LIB-W02-FFS」

+Style「スマートLED電球 PS-LIB-W02-FFS」(実勢価格3,343円)

Wi-Fi対応のスマート電球。スマホアプリから点灯、消灯や調光ができる。また、他のスマート機器と連携させることで、見守りや防犯対策にも使える。調光・調色機能も搭載し、Alexaからの操作にも対応する。

「PS-LIB-W02-FFS」Amazon販売ページ

帰宅時や外出時に鍵を取り出す必要がなくなるスマートロック

スマートロックは玄関の鍵のサムターンに取り付けるだけで、スマホアプリの操作や指紋認証、NFCタッチなど、様々な方法で解除できるようになる機器。アプリから鍵の施錠・解除ができるようになるため、いちいち鍵を取り出す必要がなくなる。

さらに、誰が何時に施錠・解除したかのログも記録できるため、セキュリティ面でも安心。解錠後、一定時間で鍵を自動で閉めることも可能なほか、WiーFiモジュールなどと連携すれば、遠隔操作や音声操作もできる。

SwitchBot「SwitchBot スマートロック」

SwitchBot「SwitchBot スマートロック」(実勢価格1万1,980円)

サムターンに取り付けるだけで鍵の開閉ができるようになるスマートロックの最新モデル。アプリから同時に2つの鍵を操作できるツインロックにも対応。SwitchBotのハブを用意することで、アレクサからの音声コントロールにも対応する。別売の指紋認証パッドとも組み合わせて使える。

「SwitchBot スマートロック」Amazon販売ページ

CANDY HOUSE「SESAME5」

CANDY HOUSE「SESAME5」(実勢価格3,980円)

世界最小サイズで、手軽に取り付けられるスマートロック。ドアの色に合わせて、ブラックに加えてホワイトとシルバーを用意。別売のNFCタグシールにスマホをタッチするだけでも施錠・解錠できる。また、Hub3/WiFiモジュール2と組み合わせれば、遠隔操作や音声操作にも対応する。

「SESAME5」Amazon販売ページ

毎日決まった時間に自動でカーテンを開け閉めできる

毎日の目に見えない家事のひとつが、カーテンの開け閉めだ。スマートカーテンはこれを自動化できるアイテム。カーテンレールに取り付けてアプリから時間を設定するだけで、自動でカーテンの開け閉めができる。

朝、目覚ましが鳴る前にカーテンが開くようにすれば、朝日の光で自然に起きられるようになる。また、「おやすみ」などのフレーズでカーテンを閉めて、照明を消すオートメーションも作れる。

SwitchBot「SwitchBot カーテン3」

SwitchBot「SwitchBot カーテン3」(実勢価格8,980円)

カーテンレールに取り付けるだけでカーテンの開け閉めが可能。スケジュール設定による開け閉めに加えて、SwitchBotのハブやソーラーパネルを利用することで、音声操作や日差しの強さをトリガーにした開閉ができる。

「SwitchBot カーテン3」Amazon販売ページ

音声コマンドで掃除を実行できるロボット掃除機

ロボット掃除機本体をWi-Fiに接続することで、スマホアプリからの操作に対応。カメラやレーザーセンサーで検知した室内の様子や地図を表示し、掃除の結果を知らせてくれる。アプリではスケジュール設定や掃除モードの設定が可能。

さらに、アレクサと連動することで、音声での掃除の実行が指示できる。また、掃除の実行に合わせて、空気清浄機のモードを強くするといった組み合わせも可能。

アイロボット「ルンバコンボ j5+」

アイロボット「ルンバコンボ j5+」(実勢価格10万8,700円)

ゴミの吸引だけでなく水拭きにも対応したロボット掃除機。吸い取ったゴミはクリーンベース内の紙パックに集められるので、ゴミ捨ての手間がかからないのが魅力。外出先から設定や操作ができるほか、家を離れると自動的に掃除をする仕組みなどが利用できる。

「ルンバコンボ j5+」Amazon販売ページ

室内の様子が確認できるセキュリティカメラ&ペットカメラ

自宅内にWi-Fi接続できるカメラを設置して置くことで、小さな子どもやペットの様子、不審者の侵入が確認できる。ペットカメラやセキュリティカメラはスマートフォンからリアルタイムの映像が確認できるだけでなく、カメラの前を何かが動くと自動的に撮影する動体検知が可能。

さらに可動式のカメラなら、その動く被写体を追跡することができる。不在時の防犯対策やペットの様子の確認には宅内カメラが欠かせない。

Anker「Anker Eufy IndoorCam 2K Pan & Tilt」

Anker「Anker Eufy IndoorCam 2K Pan & Tilt」(実勢価格5,990円)

水平に360度、垂直に96度動いて、動いている物体を追跡できる宅内カメラ。動体検知するとスマホなどに通知が届く仕組み。さらに音声コマンドからディスプレイを搭載するEcho Showシリーズで、撮影映像を見ることができる。

「Anker Eufy IndoorCam 2K Pan & Tilt」Amazon販売ページ

Ring「Ring Indoor Cam」

Ring「Ring Indoor Cam」(実勢価格3,230円)

Amazonのセキュリティカメラブランドの製品。小型軽量で宅内のさまざまな場所に設置可能。カメラが動きを検知すると、通知を送るのと同時に映像の録画ができる。さらに有料プランに加入すると最長180日間の動画保存が可能だ。

「Ring Indoor Cam」Amazon販売ページ

その他の便利なセンサーとスマート家電

スマートホームを便利にするアイテムはまだまだある。例えばスマートプラグ(コンセント)は、Wi-Fi機能を搭載しない家電を電源の供給によってオンオフできる製品。古いメカスイッチの家電製品の制御に使える。また、物理的にボタンが押せる機器も便利だ。

SwitchBot「SwitchBot ボット」

SwitchBot「SwitchBot ボット」(実勢価格4,980円)

壁にあるスイッチなど、物理的なボタン、スイッチが押せるデバイス。「スイッチ」モードと「押す」モードを用意。スマホアプリから操作するだけで本体からアームが出てきて、ボタンが押せる。本体をその場所に固定できれば様々なボタンが押せる。

「SwitchBot ボット」Amazon販売ページ

+Style「コンセント」

+Style「コンセント」(実勢価格1,980円・2個セット)

スマホからの操作で電源の供給のオンオフができるコンセント型のアダプター。スケジュール設定やタイマー操作、アレクサを通しての音声コントロールも可能。使用している電力量のモニタリング機能や消費電力の変化によるアプリへの通知機能なども用意する。

「コンセント」Amazon販売ページ

記事内でご紹介したデバイスの多くは、人感センサーや温度湿度センサー、ドアセンサーなどを定型アクションのトリガーとして設定し、自動制御させることもできる。様々なスマート家電とセンサーを組み合わせてスマートホームを作ってもらいたい。

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