スマートグラス市場の評価にも乗り出したとのこと

第2世代Apple Vision Pro、「M5」搭載で2026年までに発売か

Image:JLStock/Shutterstock.com

アップルの空間コンピュータ「Apple Vison Pro」の第2世代モデルは「M5」チップを搭載し、遅くとも2026年に発売される可能性があると著名ジャーナリストが主張している。

BloombergのMark Gurman記者は、自らのニュースレターにて、第2世代モデルは現行のM2チップが未発表のM5チップに置き換えられると述べている。筐体デザインはほぼ同じであり、内部設計の変更に重きを置くとのことだ。

本製品はもっか開発が進んでおり、「2025年秋から2026年春の間」に登場が予想されるという。アップルのサプライチェーン事情に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏も、M5チップを搭載した次世代Vision ProはApple Intelligenceに対応し、2025年の後半に量産が始まる予定だと主張していた

現行の初代Vision Proは、2022年に登場したM2チップが搭載されている。2023年6月に発表され、米国での発売が2024年初めだったが、その頃にはM3シリーズチップが投入されており、1周遅れとなっていた。

ちなみにM2チップはmacOSではApple Intelligenceの要件を満たしているが、Vision ProではMR関連のリアルタイム処理に使われているため、動作しないと説明されていた

逆に言えば、搭載チップさえアップデートすれば、基本的な設計は2年後でも使用に耐えるということだろう。ニュースメディアThe Informationは、第2世代Vision Proは物理的なデザインに「限定的な変更」を加えるだけで、初代の備蓄パーツをほぼ再利用すると報じていた

ほか、Gurman氏はアップルが社員をスマートグラス市場の評価と消費者の反応の調査に動員していると付け加えている。市場調査の対象とされるSnapchatやMeta製品は、どちらも単体で動作し、ビデオを録画したり、電話をかけたり、音楽を聴けるデバイスである。

アップルは様々なアプローチを検討しており、その中にはAirPodsの眼鏡バージョンも含まれているという。以前Gurman氏はカメラやスピーカー、健康センサーやAI機能を内蔵した「AirPodsの代わりになる」スマートグラスも検討中だと述べていたが、Huawei Eyewear 2の仕様をリッチにしたものかもしれない。

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