外付けディスプレイ対応も進化
M4搭載の新「MacBook Pro」発表。11月8日発売、約25万円から。全モデルとも基本RAMが増量
アップルは30日、M4 Proおよび新チップ「M4 Max」を搭載した14インチおよび16インチMacBook Proを発表した。また、M4チップを搭載した14インチMacBook Proも同時にリリースしている。本日より予約受付を開始し、11月8日(金)に発売予定だ。価格は248,800円(税込)から。
M4 ProとM4 Max搭載モデルには、前モデルの18GBから増量した24GBのRAM(ユニファイドメモリ)が標準搭載。両モデルとも、最大120 Gb/sの転送速度を実現するThunderbolt 5を3ポートを実装している。
新MacBook Pro向けM4 Proは最大14コアCPUを搭載し、M4の2倍の性能を持つという最大20コアのGPUを搭載(基本構成は12コア/16コア)。メモリ帯域幅は前世代よりも75%向上し、どのAI対応Windows PC用チップよりも2倍だと主張している。またM4 Pro搭載モデルは、M1 Pro搭載モデルよりも最大3倍高速とのことだ。
M4 Maxモデルは、最大16コアCPU、最大40コアGPU(基本構成は14コア/32コア)、毎秒512GB以上のメモリ帯域幅を実現し、M1 Maxよりも3倍以上高速なNeural Engineを搭載しているという。また最大128GBのRAMにも対応するため、約2000億のパラメータを持つLLMを簡単に操作できるとのことだ。
かたやM4搭載14インチMacBook Proは、10コアCPUと10コアGPUを搭載。RAMの基本容量は前モデルの8GBから16GBへと倍増され、最大32GBに対応するとともに、120GB/sのメモリ帯域幅を実現した。また3つのThunderbolt 4ポートを備えており、前モデルのThunderbolt 3×2よりも拡張性が強化されている。
すべてのモデルには新しいNano-textureディスプレイのオプションが用意され、SDRコンテンツを最大1000ニトの輝度で表示する改良型Liquid Retina XDRディスプレイが搭載。また、アップルいわく「先進的」な12MPセンターフレームカメラも搭載し、ユーザーの顔と机を上から見た映像を同時に表示できる。
バッテリー駆動時間は、14インチはM4搭載モデルが最大24時間、M4 Proモデルが最大22時間、M4 Maxモデルが最大18時間。16インチはM4 Proモデルが最大24時間、M4 Maxモデルは最大21時間となっている。
また新型MacBook Proはすべて、最大8K解像度に対応するHDMIポート、SDXCカードスロット、充電用のMagSafe 3ポート、ヘッドフォンジャックを備え、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応している。
外付けディスプレイについては、M4/M4 ProモデルはThunderboltまたはHDMI経由で最大3台の6K解像度、60Hz表示に対応しており、前モデルよりも性能が向上している。
かたやM4 Maxモデルは、Thunderbolt経由で6K解像度60Hzを最大3台、HDMI経由で最大4K解像度144Hzを1台。またはThunderbolt経由で6K解像度60Hを最大2台、HDMI経由だと最大8K解像度で60Hz、または4K解像度240Hzで1台に対応している。
前世代と同様に、新型MacBook Proもスペースブラックとシルバーの二色展開だ。なお、アップルはApple Intelligence対応を強調しているが、M1以降のMacはすべて動作可能である。