Apple IntelligenceはM1以降搭載のMacが必要です
今週のアップル新製品の発表で予想されること。Mac miniが大きく様変わりか
アップルは今週、Macの新製品をいくつか発表することを発表済みだが、それでは、いったいどんな新製品が登場するのだろうか。
Bloombergのマーク・ガーマン氏によれば、アップルは2024年後半から2025年初めにかけてすべてのMacにM4チップのラインナップを追加する予定であり、今週の発表は新しいM4チップを中心としたMac mini、24インチiMac、14インチおよび16インチのMacBook Proが登場すると予想されている。
同じ年に、すべてのMacが新製品に更新されるのは珍しい。その背景には、自社の最新デバイスすべてでApple Intelligenceを快適に使えるようにしたいとの考えがあるのかもしれない(Apple Intelligenceは、M1チップ以降を搭載するMacで利用可能)。また、M4チップの搭載は、Apple Intelligenceへの対応以外にも、GPU性能の大幅な向上や、最低でも16GBのメモリーを搭載するなど、様々なメリットをもたらすはずだ。
デバイス別では、まずMac miniがその本体デザインを大きく変え、これまでよりも非常に薄型になるか、Apple TV本体と同じような大きさで黒い筐体になると予想されている。さらに、外部インターフェースはUSB-A端子がすべてUSB-C端子に置き換えられ、本体前面に2つ、後面に3つの合計5つが配置されるとのことだ。M4チップに搭載されるニューラルエンジンは、M2チップが搭載するものに比べ約2倍の性能になる。
iMacも新しくなることが予想されており、これにともなって付属するMagic Keyboard、Magic Mouse、さらにオプションのMagic Trackpadの充電端子もLightningからUSB-Cに切り替えられる可能性が高い。macOS 15.1 RC版には、これら周辺機器の追加モデルへの参照が含まれているのが見つかっている。
M4チップのスタンダード版を搭載する14インチMacBook Proには、スペースブラックのモデルが登場するようだ。昨年のM3 MacBook Proでは、スタンダード版のM3チップを搭載したMacBook Proが上位M3 ProおよびM3 Maxを搭載したモデルよりも早い時期に生産を開始したため、本体色がスペースブラックではなくスペースグレイだった。
そのほか、各M4 Mac製品は新しくWi-Fi 7をサポートすることが予想されている。Wi-Fi 7では、Wi-Fi 6/6Eに比べ、変調方式、最大ストリーム数、最大帯域幅が改善され、対応するアクセスポイントやWi-Fiルーターとの通信では、通信速度が最大46Gbps(理論値)まで向上する。また6GHz帯が使えるため、干渉などの問題が発生しにくい。
ちなみに、最新のmacOS SequoiaをサポートするMac製品は、2019年以降のiMac、2017年以降のiMac Pro、2022年以降のMac Studio、2020年以降のMacBook Air、2018年以降のMac mini、2018年以降のMacBook Pro、2019年以降のMac Proとなっている。ただ、Apple Intelligenceを利用するには2020年に登場したM1チップ以降が必要だ。それ以前のMacは、そろそろ更新を検討すべき時期なのかもしれない。
- Source: 9to5Mac AppleInsider