アップルファンはインテリアとして欲しい?
アップルのスマートホームディスプレイ、「iMac G4」のようなデザインになる可能性
アップルは長らく、HomePod+Apple TVのようなスマートホーム・ディスプレイの開発に取り組んでいると噂されてきた。低価格版とハイエンド版の2種類が、両方ともApple Intelligenceに対応する見通しだという。
そのうち低価格版のデザインが、まるで往年のiMac G4のようになるとの続報を著名ジャーナリストが伝えている。
アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、本製品のディスプレイはiPhoneを2台並べた程度の大きさで、正方形になると聞いたという。画面は小さなベースに斜めに取り付けられ、数十年前のiMac G4を彷彿させるとのこと。ベースにはスピーカーが搭載される可能性もあり、基本的には「画面付きのHomePod」という体裁になるようだ。
この製品は比較的安価で、家の様々な場所に置かれることを想定しているそうだ。新たなOS(homeOSとの説が有力)ではFaceTime、メモ、カレンダー等のiPadのようなアプリが動き、ビデオや写真のスライドショーにも「非常に適している」と伝えている。
もっとも、アップルの主な狙いは様々なスマートホーム製品を制御できるハブとして機能させることだという。HomePodやApple TVもホームハブとして設定できるが、どちらも(単体では)画面を持たないため、ディスプレイ付き製品を送り出す必要を認識したのかもしれない。
低価格モデルは2025年内に発売される一方で、ハイエンドのデバイスは2026年までは登場しない見通しだ。こちらはロボットアームに取り付けられた大型ディスプレイを搭載し、「よりハイエンドなビデオ会議、メディア再生、スマートホーム制御」向けに設計されているとのこと。おそらく1000ドルを超える高価格になるとの予想は、Gurman氏が以前も述べていたことだ。
もしもレトロなiMac G4デザインが復活すれば、昔からのアップルファンにとっては嬉しい先祖返りとなりそうだ。特に40代~50代のユーザーにとっては思い出深い形だけに、室内インテリアとして複数買いの需要もあるかもしれない。