転売対策を最優先するかも
Nintendo Switch後継機、製造に遅れ?発売は2025年後半の可能性も
Nintendo Switchの後継モデル、通称「スイッチ2」は開発中だと公表されながらも、2025年4月ごろに発売との予想が有力視されてきた。現行モデルもその頃(3月)に発売されており、前例を踏襲するとの見方だ。
が、まだ本格的な量産には入っておらず、発売がずれ込む可能性があるとの噂が報じられている。
任天堂のゲームハード・ソフトに関するフォーラムFamiboardsのユーザー「RandomlyRandom67」氏は、以前の噂ではスイッチ2は8月に本格的な製造が始まると見られていたものの、実際には2024年10月現在でもそこに至っていないと示唆している。
もしもスイッチ2の製造開始が2か月ずれ込んだのであれば、2025年第1四半期(4~6月)中に発売される可能性はかなり疑わしい。任天堂の古川社長は株主総会の質疑応答でも「お客様の需要を満たせる数をしっかりと生産することが最重要」と述べており、十分な在庫を用意しないまま見切り発車するとは考えにくいからだ。
ソニーのPS5は発売後2年も品不足に苦しんだが、それによる機会損失は莫大な額に上ると推測されている。順調なスタートダッシュは、その後ゲーム機のライフサイクルを伸ばすことにもつながり、任天堂としても在庫不足による躓きは避けたいはずだ。
その一方で、Famiboardsの別のユーザー(先日ゲームキューブ・コントローラーらしき未発表製品の情報をもたらした人物)はスイッチ2用と思しき部品の出荷が増えていると指摘している。これが事実であれば、遠からず本格的な生産(組み立て)が始まることだろう。
もっとも、任天堂が潤沢な在庫の確保を重視している場合、発売は2025年後半に先送りされることもあり得る。PS5 Proが11月に発売されるように、ホリデーシーズン(年末商戦)近くになる可能性もある。
任天堂の古川社長は上記の質疑応答では「(転売対策につき)各地域の事情を踏まえて、法令の許す範囲で何らかの対策ができないか検討を進めています」とも述べていた。
同社は今後も現行スイッチにゲームソフト等を同梱したセット商品を発売すると噂されており、十分な転売対策が整うまで、スイッチ2の発売には踏み切らないのかもしれない。
- Source: Famiboards
- via: Comicbook Tom's Guide