アップル版のXboxアプリかも

アップル、ゲーム専用App Store的なアプリを開発中か

Image:oasisamuel/Shutterstock.com

アップルがゲームへの投資を強化しており、新たにゲーム専用のApp Storeのような統合アプリの開発に取り組んでいるとの噂が報じられている。

米9to5Macの信頼できる情報筋によると、新アプリはApp StoreとGame Center機能を1か所にまとめたものになるという。Game Centerを置き換えるわけではないが、ユーザのGame Centerプロフィールを統合するとのことだ。

本アプリには複数のタブがあり、「今すぐプレイ」や、ユーザーがインストールしたゲーム、友人などに関するものも含まれる予定だという。「今すぐプレイ」タブでは、エディトリアルコンテンツ(編集スタッフによる情報提供)やゲームの提案が表示されるとのこと。

またチャレンジや、リーダーボード、実績なども確認でき、App StoreとApple Arcade両方のゲームアプリが新たなストアで紹介。そして特別なゲームイベントや重要なアップデートに関する情報も提供する予定だという。

さらに新ゲームアプリにつき、アップルはFaceTimeとiMessageを統合するテスト中とも伝えられている。おそらく、プレイヤー同士のコミュニケーションを支援することが狙いだろう。また、開発者がApp Clipsをベースとしたミニゲームを提供可能にすることも検討しているそうだ。

要はXboxモバイルアプリのように、ユーザーは自分の状況や友人のアクティビティを確認したり、新作ゲームを探したり、ゲームライブラリをチェックできる見通しだ。

アップルは現在、iPhoneやiPad、Mac、Apple TV向けに定額ゲームサービス「Apple Arcade」を提供し、App Storeに統合している。またiOS 18では、開発者がMac用ゲームをiPhoneに移植するのを支援するツールも導入済みだ。

しかし、App StoreやApple Arcadeでゲームをダウンロードした後は、ユーザーが自力で管理する必要があり、フォルダ等にまとめていない場合は存在を忘れてしまいやすい。

iOSへのAAA移植タイトルは、今年6月時点で『BIOHAZARD RE:4』は約7000人、トップの『Death Stranding』でさえ約1万人しか購入しておらず、 “爆死” したとの調査結果もあった。アップルとしても、より遊びやすくする必要を認識しているのかもしれない。

この新ゲームアプリについては、今後のiOS 18アップデートで導入されるのか、それとも2025年の「iOS 19」の一部となるのかは不明だと報じられている。

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