昨年廃止されたプランとは少し違う

YouTube、Premiumの半額で広告を減らせる「Premium Lite」を一部の国でテスト

Image:PixieMe/Shutterstock.com

YouTubeが昨年廃止した安価なサブスクプランのPremium Liteをオーストラリア、ドイツ、タイで復活させ、テストを行っている。

ちょうど1年程前までYouTubeが導入していたPremium Liteプランといえば、通常のPremiumプランで提供されるオフライン再生やバックグラウンド再生機能がないものの、広告がすべて非表示になるため、広告に動画視聴を邪魔されたくないユーザーには重宝したプランだった。

今回復活しているPremium Liteは、やはり広告面でユーザーにメリットを提供するが「制限された広告」が表示される。オーストラリア版の注意書きには、ほとんどの動画に広告が表示されなくなるものの「音楽コンテンツやショート動画には動画広告が表示され、検索や閲覧時にはスキップできない広告が流れると記されている。

Threadsには新しいPremium Liteの案内画面が投稿されている。

Image:Jonah Manzano/Threads

オーストラリアでPremium Liteは月額11.99ドルで提供され、月額22.99ドルのPremiumプランの半額となっている。また、月額8.99ドルのバージョンもテスト中のようだ。ドイツでは、このオプションが数か月前から利用可能になっており、通常のPremiumプランの約半額、月額5.99ユーロで提供されているという。

Android Authortyは、Googleに確認したところ、新しいPremium Liteプランをテストしていることを認め、「オーストラリア、ドイツ、タイの一部のユーザーにはサインアップのオプションが表示される可能性がある」と返答したと伝えている。

新しいPremium Liteプランはテスト段階であり、今後、他の国にも展開されるのかはわからない。とはいえ、YouTubeの広告がやけに増えたと感じている人なら、広告を減らすためにPremiumの半額を払っても良いと思うかもしれない。

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