Nintendo Switch Online+追加パックにゲームキューブ登場?

新型ゲームキューブ・コントローラーが生産開始?Nintendo Switch後継機用の可能性

Image:seeshooteatrepeat/Shutterstock.com

Nintendo Switch後継機に関する噂話が相次いでいるなか、なぜか任天堂が数世代前となる「ゲームキューブ」用コントローラーの新型を生産しているとの観測が届けられている。

ことの発端は今年7月、任天堂のハード・ソフトに関する海外フォーラムFamiboardsにて、同社が新たなゲームキューブコントローラーらしき「HGU0480」向け回路基板の生産が始まっていると報告されたことだ。それに続き、ユーザーのLiC氏がこれに対応するリストを発見したと主張している。

このリストのうち決定的と思しきものは、部品番号「TRW1230」のランブルモーター(ゲームコントローラーなどを振動させるモーター)だ。これはもともとのゲームキューブ用コントローラーにも内蔵されたモーターである。

同じモーターはNintendo Switch Online専用のNINTENDO 64コントローラーにも使われているものの、こちらは独自の異なる部品番号が付けられており、任天堂がそれを変更する理由がない。

「HGU0480」関連リストには、ほかLEDライト用のプラスチックカバー、L/Rボタン用のプラスチックカバー、充電LEDライト、4層LEDなどが含まれているという。

ゲームキューブ本体は10年以上前に生産終了となっているが、実はコントローラーは歴代の『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ(最新のスイッチ版を含む)でも使えるため、何度か再発売を繰り返している。それだけに、内蔵モーターに新たな部品番号を付ける必然性もなく、全く新たなコントローラーの可能性が浮かび上がるわけだ。

一方で、任天堂は米国のNintendo Switch Online + Expansion Pack(日本の追加パックに相当)ユーザー向けに3周年を祝うメールを送った。その中で「来年はNintendo Switch Online + Expansion Packのメンバーにとって、どんなワクワクが待っているのだろう?お楽しみに!」と意味深なメッセージを述べている。

現在の追加パックにおいて、主な特典はNINTENDO 64やゲームボーイアドバンス、セガ メガドライブ用のレトロゲームが遊べることだ。任天堂の過去ハードとして「次世代」となるのはゲームキューブだが、スイッチの性能が十分ではないことから(N64タイトルも当初はフレームレート低下や入力遅延が報告されていた)現実的ではなかった。

が、Nintendo Switch後継機は大幅なパフォーマンスの向上が予想されており、ゲームキューブのエミュレーションにも耐えうる可能性がある。任天堂の予告する「ワクワク」がどのようなものになるのか、続報を待ちたいところだ。

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