A18搭載でApple Intelligence対応の可能性も濃厚

「画面付きHomePod」のディスプレイは正方形?カメラ内蔵でジェスチャーにも対応か

Image:Frank Gaertner/Shutterstock.com

アップルがiPadとApple TV、HomePodを合体させたようなスマートホーム製品を開発中との噂は、何度となく伝えられてきた。数か月前にも、アップルのサーバーから「HomeAccessory」への言及が見つかっている。

それに続き、この製品についての詳細な情報を入手したと米9to5Macが主張している。

信頼できる情報筋によると、「HomeAccessory」は本当に新型スマートホームアクセサリーのことだと確認が取れたという。開発コード名は「J490」であり、おそらくApple Intelligence機能(現行のHomePodは非対応)をサポートするために、「iPhone 16」と同じA18チップを搭載する予定とのことだ。

興味深いことに、現時点ではiPadのような長方形ではなく、正方形に近いディスプレイを搭載しているという。このフォームファクタが、最終的な製品に採用されるかどうか不明とのこと。またFaceTimeやビデオ会議アプリで使える内蔵カメラもあると伝えられている。

そのカメラにより遠くから手のジェスチャーを識別できるため、例えばキッチンで操作する際に役立つかもしれないという。さらにHomePodが1人1人の声を識別できるのと同じく、前にいるユーザーを識別してパーソナルリクエスト(ユーザー別のメッセージ送信や予定の確認など)もできるそうだ。

本製品は単体でアプリを実行したりメディアを再生できる一方で、AirPlayレシーバー(iPhoneやiPad等からのワイヤレスストリーミング受信)としても機能する。またtvOS 18でApple TVに追加されたものと同じく、複数の時計の文字盤を備えたカスタマイズ可能なロック画面が搭載されているとのことだ。

少し前、9to5MacはtvOS 18ベータ版に隠されたタッチスクリーン対応のロック画面を発見していた

このデバイスが「HomePod」と呼ばれるのか、あるいは全く別の製品名が付けられるのかは不明だという。今のところ2025年春に発売が予定されているものの、計画が変更される可能性もあると付け加えている。

かつてアップルはiPad miniでtvOSを動かすテストをしていると噂されていたが、専用ディスプレイを新規に用意するようだ。いずれディスプレイ関連のサプライチェーンから、何らかの追加情報が入るかもしれない。

これとは別に、「ロボットアームのように旋回する」ディスプレイを備えたHomePodが開発中とも報告されていた。こちらはHomePodとiPadのニコイチとはいかないため、もうしばらく時間がかかる可能性もありそうだ。

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