内部設計を一新、キースイッチも新設計に

SteelSeries、第3世代ハイエンドキーボード「Apex Pro Gen 3」発表。“キーのがたつき” 抑える新設計

編集部:平山洸太

「Apex Pro TKL Gen 3」

SteelSeriesは、“Apex Pro” シリーズの次世代ハイエンドキーボード「Apex Pro Gen 3」シリーズを9月26日より予約開始、10月29日に発売する。ラインナップおよび税込価格は以下の通り。

  • Apex Pro Gen 3」49,420円
  • Apex Pro TKL Gen 3」45,530円
  • Apex Pro TKL Wireless Gen 3」54,420円

メカニカルではない新しいキーを採用することで、アクチュエーションポイントを自由に変えられる “Apex Pro” シリーズの第3世代。ラインナップは3つで、通常モデル、テンキーレスモデル、テンキーレスのワイヤレスモデルを用意。いずれも日本語配列と英字配列を用意する。

ラインナップ一覧

新モデルでは、「キーのがたつきやグラつきが気になる」というユーザーの声を解決するべく、ハードウェアの改良を実施。同時にソフトウェアも更新し、浅いアクチュエーションにより間違ったキーを押してしまう問題の解決や、より簡単に設定できる機能を搭載を搭載したとする。

スイッチには最新の「OmniPoint3.0 スイッチ」を採用。2021年の第1世代、2022年の第2世代に続く第3世代に位置づけられている。キーのぐらつきをなくすために設計を一から見直しており、素早いキータッチでもより正確にセンサーが反応するのだという。

新たなスイッチを採用

さらにキーの生産工程も見直しているとのこと。工場出荷時にキーごとに潤滑剤を施すことで、スムーズかつ心地よいタイピング音を追求し、金属音を押さえた滑らかなキータッチを実現したという。

また、タイピング時に「甲高い音がする」「静かになってほしい」というユーザーの声をふまえ、防音設計を従来の2層から3層構造に変更。PCB基板の上にある1層目は振動と金属音を軽減、PCB基板下部の2層目は柔らかいキータッチとともに深いタイプ音を実現する。最下部の3層目は密度の高いシリコン素材によって、キーボードの空間を埋め、音を吸収することで心地よく深いタイプ音を実現できるとアピールする。

内部構造を一新した

スイッチ用のスタビライザーは、主にスペースキーやシフトキーなどの大きなキーのぐらつきを劇的に改善したとのこと。さらにスタビライザーの潤滑剤処理を見直すことにより、キー全体のタイピング音を高めたという。

ソフトウェアの面では、タイピングミスを防止する「Protection Mode」を新搭載。選択した周囲のキーの感度を下げることで、隣接したキーを誤って押してしまうことを防止する仕組みだ。さらに、キャラクターをより素早くコントロールできる「Rapid Tap」、キーの押し込みが認識される深さを調節できる「Rapid Trigger」といった、既存モデルに追加された機能もサポートする。

「Protection Mode」を新搭載

同じく新機能として、ゲームごとに用意したプリセット「GG QuickSet」を用意。独自PCソフトウェア「SteelSeries GG」から対象のゲームを選ぶだけで、プレイしやすい状態にキーボードを設定できるという。具体的には、アクチュエーションレベル、キーバイン、ラピッドトリガーのオンオフ、マクロ、RGBライティングなどが自動設定される。

これらのソフトウェア新機能は、従来のApex Proシリーズにも展開予定。独自PCソフトウェア「GG」を使用することで、アップデートを行うことができる。

またアップデートを記念し、既存モデルのセールを実施。全国の家電量販店、Amazon、楽天市場にて、約5〜15%オフで販売される。実施期間は10月11日から12月31日まで。対象製品は以下の通り。

・「Apex Pro Mini Wireless」約15%オフ/日本語・英字配列
・「Apex Pro TKL 2023」約10%オフ/日本語・英字配列
・「Apex Pro TLK 2023 Wireless」約10%オフ/英字配列
・「Apex Pro」約5%オフ/日本語配列

現行モデルのセールも実施する

関連キーワード: