ポケモン風ゲーム
任天堂、『パルワールド』開発会社に特許権侵害訴訟を提起
任天堂および株式会社ポケモンが、同社のゲーム『ポケットモンスター』シリーズに似ていることで知られる人気ゲーム『Palworld / パルワールド』を開発する会社であるポケットペアを相手に特許権侵害訴訟を起こしたと発表した。
今年1月19日にリリースされたパルワールドは、基本的にはサバイバル・クラフトゲームだが、海外では「銃を持ったポケモン」とも評されており、プレイヤーはポケモンならぬパルたちの能力を使って戦闘や、農作業、工場での労働などをこなし、サバイバル
パルワールドは最低1年間は想起アクセスを通して改善を盛り込むとしており、現在も早期アクセス版として販売されている。とはいえ発売当初は3日間で販売500万本を突破し、1週間足らずで800万本以上を売り上げたことで非常に話題になった。
ただ、発売当初から、このゲームに登場するモンスターの数々が、任天堂のポケモンシリーズに登場する一連のモンスターによく似ていることを指摘する声は多数あがっていた。一方で、印象は似ているものの、まったく同じデザインのモンスターが登場しているわけではないため、著作権侵害には該当しないとの意見もあり、自社の知的財産侵害行為に対して厳しい対応をとることで知られる任天堂がどう動くのかは当時だれもが注目していた。
今年1月25日には、株式会社ポケモンがこの問題についての問い合わせへの回答として「同ゲーム(パルワールド)に対して、ポケモンのいかなる利用も許諾しておりません」と述べ「ポケモンに関する知的財産権の侵害行為に対しては、調査を行った上で、適切な対応を取っていく」と以後の対応方針を説明していた。
今回の訴訟提起では、任天堂はパルワールドが「複数の特許権を侵害」していると主張しており、侵害行為の差し止めと損害賠償を求めている。
- Source: Nintendo
- Coverage: The Pokemon Company