空気清浄機や環境モニターも

<IFA>Switch Bot、ハンディ+ロボット掃除機の「K10+ Pro Combo」。ロールカーテン、世界初Matter対応リレーなど新製品大量発表

編集部:平山洸太

SwitchBotのブース

ドイツ・ベルリンで世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2024」が開幕。SwitchBotはIFAに合わせて多くの新製品を発表し、ブースで実機を展開している。

今回の目玉としているのが、3in1のロボット掃除機「K10+ Pro Combo」。ロボット掃除機「K10+ Pro」、ハンディ掃除機「Cordless Vacuum」、ごみ収集ベース「FusionBase」がセットになった製品だ。要するに、ロボット掃除機とハンディ掃除機の両方のごみを、1台のベースでまとめて自動収集できるアイテムとなっている。FusionBaseには3Lのダストバッグを使用でき、最大70日のごみを保管可能。価格は799.99ユーロとなる。

「K10+ Pro Combo」

2種類の空気清浄機も発表。通常モデルの「Air Purifier」と天面がテーブルになった「Air Purifier Table」で、Air Purifierが239.99ユーロ、Air Purifier Tableが299.99ユーロとなる。Air Purifierはペットの毛を除去するために設計したというモデルで、浮遊しているペットの毛を30分で93.34%除去、不快なにおいを30分で98.18%浄化できるとアピールしている。

「Air Purifier」
「Air Purifier Table」

またAir Purifier Tableのテーブル部分にはスマートフォン等をワイヤレス充電できる機能を搭載。空気清浄機能だけでなくフレグランス機能も備えている。空気清浄の性能については、浮遊した毛の93.45%、悪臭の98.13%を除去するとのこと。テーブル部分の裏側にはLEDライティングを備えており、アプリから光り方と色をコントロールできるようになっている。

また、スマートなロールカーテン「Roller Shade」も同時発表となった製品。バッテリー式で連続8か月使用でき、同社のハブ製品を介してコントロールが可能。また、カーテンの生地については自分で好きなものをセットして使うかたち。製品は4つの幅が用意され、S(58〜80cm)で219.99ユーロから。もっとも大きいXLサイズの場合、140〜185cmの幅に対応する。なお高さは全てのモデルで220cmまでとなる。

「Roller Shade」

温湿度計の新モデルとして、「Mater Pro」も登場。こちらは34.99ユーロとなる。3.6インチのディスプレイを搭載し、温湿度だけでなく、天気や快適レベルなども表示可能。さらに既発売の防水温湿度計を屋外に設置することで、屋内と屋外の温度差を表示することもできる。また、追加でCO2モニター機能も搭載する上位モデル「Mater Pro(CO2 Monitor)」も69.99ユーロで用意する。

左が「Mater Pro」、右が「Mater Pro(CO2 Monitor)」

さらに、世界初だというMatter対応のリレースイッチ「Relay Switch」も発表。この製品を住宅にインストールすることで、家のスイッチや照明器具、電化製品、ガレージを簡単にスマートホーム化できるとしている。なおハブがなくても単体で動作し、日の出と日の入り、温度、イベントトリガーなどに基づいて自動化できるとのこと。そのほか日本では発表済みとなるが、「Ecaporative Humidfier」、アップルの「探す」ネットワーク対応の忘れ物防止タグ「Wallet Finder Card」もブースでは案内されていた。

「Relay Switch」

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