最も持ち運びやすいデスクトップPCになりそう

M4/M4 Pro搭載「Mac mini」はUSB-Aポート廃止?発売は11月との噂

Image:Roman Larchikov/Shutterstock.com

アップルがデザインを一新した「Mac mini」を年内に発売すると噂されているが、USB-Aポートがなくなると著名ジャーナリストが報じている。

同社の内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、「M4 Pro」チップ搭載の次期Mac miniは5つのUSB-Cポートを搭載するが、旧来のUSB-Aコネクタはなくなると述べている。「Mac Studio」のように、3つのUSB-Cポートは背面に、2つは前面に2つあるとのことだ。

現行のMac miniはM2モデルがUSB-C(Thunderbolt 4)×2、M4 ProモデルがUSB-C×4であり、いずれもUSB-Aポート×2を備えている。同様の差別化を行うとすれば、M4搭載モデルのUSB-Cポートは3つになると推測される。

またEthernetポート、HDMIコネクタ、ヘッドホンジャックは引き続き搭載されるとのこと。電源が内蔵されることも変わらず、大きなアダプタを持ち歩く必要はなさそうだ。

先月、Gurman氏はM4/M4 Proを搭載した次期Mac miniは、2010年以来の大幅なデザイン変更になると報告していた。サイズはApple TVに近づきつつ、少し背が高い可能性があるという。新モデルも、アルミニウム製の筐体を備えているとのことだ。

現行モデルの高さは3.58cmであり、デスクトップPCとして際立つものではない。また幅19.70cm×奥行き19.70cmだが、Apple TV 4Kは9.3cm×9.3cmであり、ざっと4分の1のサイズだ。

次期Mac miniの開発に携わった人々は、このデバイスが「本質的には小さな箱に入ったiPad Pro」であり、Appleシリコンの低電力要件を利用したアプローチだと述べているという。Mシリーズチップ共通の(他社チップと比べて)低消費電力・低発熱ゆえに、エアフローを確保する必要も少なく、筐体も小さくて済むということだろう。

Gurman氏によると、M4チップ搭載Mac miniは9月初旬に中国から出荷される一方、M4 Proモデルは10月まで出荷されないという。どちらも、iPhoneの発表から1か月後までは発表されないということだ。

その一方でM4 Pro/M4 Max搭載MacBook Proも8月に量産が始まったとのサプライチェーン情報もあった。複数の手がかりが、M4シリーズチップ搭載Macの数々がまもなく登場すると示している格好だ。

米MacRumorsは、これらM4シリーズチップ搭載Macが11月に発売されるとの機密情報を得たと主張している。年末までとは予想されていたが、発売月が特定されたのは初めてのことだ。昨年と同じく、10月末に新型Mac発表イベントを開催し、11月に発売する流れとなるのかもしれない。

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