【防災月間】ポータブル電源特集
防災にも!日常づかいにも!使ってわかったビクターポータブル電源「BN-RF1500 / RF510」の魅力
9月1日は「防災の日」、そして9月は「防災月間」だ。近年は自然災害のニュースも増え、「防災のためにポータブル電源を購入した」という街頭インタビューもよく見かけるようになった。
そんな「防災用途」という観点と「普段づかい」の両面からオススメしたいのが、ビクターのポータブル電源だ。大容量モデル「BN-RF1500」と程よいサイズの「BN-RF510」を、編集部記者が自宅で使ってみた。
“生活の生命線”を維持するためのポータブル電源
記事冒頭でも触れたように、地震や水害で避難を余儀なくされたり、雷雨で停電したりと、災害のニュースが目に付く昨今。一方で、スマートフォンにスマートウォッチ、パソコンにタブレット、ワイヤレスイヤホン、果ては電動アシスト自転車など、現代社会にはバッテリーがなくなると致命的なデバイスが溢れかえっている。
まさに電気は生活の生命線。ポータブル電源の注目が高まるのも必然と言えるだろう。
そんなポータブル電源を買うときに意識してほしいポイントのひとつが、「物置にしまっておくのではなく、普段から使い倒すべき」ということ。普段の生活から使い方に慣れておくことで、もしもの際にも落ち着いた対処ができるからだ。
そんな「日常で使い倒したいポータブル電源」の筆頭格がビクター製品である理由を、これから紹介していきたい。
ビクター製ポータブル電源が“日常づかい”に最適な理由とは
ビクターのポータブル電源は、容量1,536Whのハイパフォーマンスモデル「BN-RF1500」、1,152Whの「BN-RF1100」、806Whの「BN-RF800」、512Whの「BN-RF510」、そして256Whの「BN-RF250」という5機種をラインナップ。容量や本体サイズ別に、自分の用途に合ったものを選べるようになっている。
シリーズ共通の特長が、「長寿命」「コンセントへ常時接続して使える」「停電時の自動給電切り替え機能を搭載」という3点。
まず「長寿命」という点では、熱分解温度が高く、熱安定性と安全性が高いリン酸鉄系リチウムイオンバッテリーを採用しており、充放電サイクル率が高いうえに自己放電も起こりにくいため、電力を無駄なく効率的に使用できるとのこと。例えば今回試した「BN-RF510」や、それよりも小型な「BN-RF250」は約4,000回の繰り返し充放電が可能だという。
「コンセントへの常時接続対応」も地味だが、実は結構重要なポイントだ。最近のスマホには「いたわり充電」などのような機能が増えているように、一般的に、バッテリーを搭載する製品は過充電によるダメージも気になるもの。だが、ビクターのポータブル電源は独自技術によってこの問題をクリアし、バッテリーの経年劣化や事故防止のために必要とされるコンセントの抜き差しが不要になった。
そして、ふいの停電時に便利なのが「自動給電切り替え機能」。コンセントと家電製品との間にビクターのポータブル電源を接続しておけば、通常時はコンセントからの給電、停電時にはポータブル電源からの給電へと自動的に切り替わる。
照明器具や冷蔵庫など、災害時にこそ給電を確保したい製品は意外と多い。防災という観点ならかなり重要になるポイントと言えるだろう。なお、いわゆるUPS機能ではないので給電切り替え時には瞬間的な電力の途切れや電力低下がある点だけ注意が必要だが、一般家庭での防災用途ではそこまで神経質に考えなくても大丈夫だろう。
コンセントに挿しっぱなしでよく、様々なデバイスを何千回も充電しても長寿命で、いざというときには自動で給電が切り替わる。まさに普段づかいにもってこいの特長だと言える。
なお、防災関連では、最も小型なBN-RF250以外の4モデルがLEDライトを装備。本体のボタンを押す回数で明るさを調整できることに加えて、点滅して周囲にSOSを知らせることもできる。
そのほか、国内メーカー製品だというのも安心できるポイントのひとつ。各種ボタンの表示やマニュアルが日本語で表記されていたり、様々な製品を展開するなかでJVCケンウッド(ビクター)が構築してきた充実のサポート体制が用意されている。さらに言えば、一般社団法人防災安全協会による「防災製品等推奨品」の認証も取得している。
使ってわかった、防災アイテムとしてのポータブル電源の魅力
実際に自宅で「BN-RF1500」と「BN-RF510」を試してみてまず最初に気に入ったのが、小難しいことを考えず自然に使い始められるということ。電源をオンにし、USBから充電したいならUSB出力のオン/オフボタンを、AC電源につなぎたいならAC電源出力のオン/オフボタンを押せばいい。あとは充電したいデバイスを接続するだけだ。
また、AC電源出力については、各コンセント間の距離も充分にとられている。そのため、USB充電器のような、少々幅をとるものを複数充電したいケースにも困ることはなかった。
大型の「BN-RF1500」であれば、USB Type-AとUSB Type-C出力を各3系統と、AC電源出力を4系統、「BN-RF510」はUSB Type-A 3系統とUSB Type-C 1系統、AC電源出力を3系統装備。家族のスマホを一斉に充電した上でそのほかの家電も使えるうことができると考えると、防災アイテムとしての魅力をあらためて感じられる。
特に、記者の場合は自分や妻のスマホだけでなく、子供に持たせているキッズケータイをしっかり充電しておけることは、もしものときを考えると大きな安心感につながるポイントだ。
また、ホワイトを基調にした本体デザインもいい。我が家に限らず一般的な住宅では壁が白いケースが多いと思うが、壁際に置きっぱなしにしてもポータブル電源が悪目立ちしない。他のインテリアも含めて、家のなかでの暮らしに溶け込むデザインだ。
大型モデルと小型モデル、どっちを選ぶべき?
悩みどころと言えば「大型モデルと小型モデル、どっちにするか」ということだが、これはユーザーそれぞれのライフスタイルに合わせて選べばよいだろう。記者の場合は東京のマンション暮らし、車に乗っての遠出もあまりしないので、「ポータブル電源をいろいろな場所に持ち出す」というニーズはあまりない。
そのため、大型で約21.6kgと結構な重量がある「BN-RF1500」を部屋のどこかに置きっぱなしにしておいて不便を感じることは少ない。大型と言っても、実際に見てみるとそれほど圧迫感や巨大さを感じるほどでもないサイズ感なので、より多くのデバイスを一気に充電でき、もしものときにはより長い期間使える大容量モデルのほうを手元に置いておきたいと感じた。
なお、「BN-RF1500」は本体やACアダプターの熱を冷却するためのファンを搭載。本体への充電の際などにファンが回る音がする。映画をじっくり楽しんだり静かな環境が欲しい際には「BN-RF1500」の電源をオフにしておいたほうがいいだろう。
だが一方で、中小型モデルが持つ可搬性の魅力も捨てがたい。「この部屋、本当はここにコンセントが欲しいんだよな…」というときに、リビングから移動させた「BN-RF510」が威力を発揮してくれた。ACアダプターレスの電源ケーブルで、かつ、壁際に設置しやすいようにインレット部がL字型になっていたりと、取り回しの良さはかなり魅力的だ。
また例えば、一戸建てで屋外に車庫やガレージがあるような家庭であれば、ガレージで電動工具を使った作業をする際に家の中から「BN-RF510」を移動させるといったような使い方もできるだろう。加えて、バーベキューやキャンプといった屋外レジャーでも活用できるシーンは多い。
今回テストしてみて、思っていた以上にスッと自然に「ポータブル電源のある暮らし」へ馴染んでいる自分がいた。機能性はもちろん、使い勝手やデザインも含めて魅力たっぷりなビクター製ポータブル電源。防災のためだけでなく、ふだんの暮らしでの活用も視野に、ぜひ一度チェックしてみてほしい。
(提供:JVCケンウッド)