10台以上のポータブル電源を用意

キャンプ場でEcoFlowポータブル電源を無料貸出。4年目となる菅沼キャンプ村における取り組み

編集部:平山洸太

菅沼キャンプ村に設置されている、EcoFlow エクスペリエンスセンター

災害用途としても注目を集めているポータブル電源は、キャンプといったアウトドア用途でも人気だ。そして、日本でも多くのポータブル電源のシェアを獲得しているEcoFlow(エコフロー)は、キャンプ場でポータブル電源を貸し出す取り組みをおこなっている。

群馬県にある菅沼キャンプ村では、EcoFlowのポータブル電源が貸出機材として用意されており、無料で借りて試すことができる。大容量の「DELTA Max」から、比較的小容量の「RIVER Max」「RIVER Pro」まで取り揃えられており、用途に合わせて選べる。ソーラーパネルも用意されており、ポータブル電源と組み合わせて使用できるようになっている。

菅沼キャンプ村
10台以上のポータブル電源が用意されている

菅沼キャンプ村は、関東以北最高峰である日光白根山の登山口にあるキャンプ場。敷地内にはバンガローやドッグラン、テント用のフリーサイトなどが用意されている。標高1730mにあるため夏も涼しく、避暑地として訪れる方も多いという。平野部と比べて、およそ10度ほど気温が低いそうだ。

バンガローが多数あり、最大400人が一度に宿泊できるという ※感染症対策で現在人数を制限中

このキャンプ場の大きな特徴といえるのが、電気もインターネットもないということ。キャンプ場周辺には電柱や電線などもなく、いわゆるオフグリッドな場所となっている。また一帯に携帯電話の電波もないため、スマートフォン等からインターネットにアクセスできない。

また場内には街灯がなく、バンガロー内にも照明はない。そういった事情もあり、ポータブル電源へのニーズは高いという。ポータブル電源を使用することで、ライトを点灯させて明るく過ごすこともできる。気温が低くなることから、電気毛布の需要も大きいそうだ。

バンガローの内部

EcoFlowが菅沼キャンプ村でポータブル電源を貸し出すという取り組みは、今年で4年目。場内の売店に「EcoFlow エクスペリエンスセンター」が開設され、ここから貸出が行われている。合わせて各種家電もEcoFlow側が用意し、電源と合わせて借りて使えるようになっている。具体的には、電気毛布、電気ヒーター、電子レンジ、LEDイルミネーション、ワッフル&ホントサンドメーカー、ドライヤー、炊飯器、電気ケトル、ミニ冷蔵庫が用意されている。

売店内で貸出を行っている
建物の内部

菅沼キャンプ村の村長 狩野孝典氏によると、「(ポータブル電源と合わせて)一番貸し出しが多いのはLEDランプ。あとは非常に寒いところですので、電気毛布がよく出ます」とのこと。また、貸出に対する認知度も年々上がってきており、「今夏の間には、ほぼ全部出切ってしまうような形になっている」(狩野氏)とのことだ。

菅沼キャンプ村 村長 狩野孝典氏

なお、貸出できるポータブル電源などは、宿泊する前から事前予約することも可能。取材した当日は、宿泊客もさほど多くないように見受けられたが、それでも夕方には半数近くのモデルが出払っていた。宿泊時にポータブル電源を使いたい方は、予約時に合わせて聞いてみると良いだろう。

【菅沼キャンプ村】
住所:群馬県利根郡片品村大字東小川 4655-17
電話:0278-58-2958
FAX:0278-58-2958
予約ページ:https://www.sugenuma.com/

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