自撮りカメラ強化は最近のトレンド
「iPhone 17」全モデルが24MPの前面カメラ搭載?レンズも増えて画像が鮮明になる可能性
2025年発売とみられる「iPhone 17」シリーズは、全モデルが24MPの前面カメラを搭載するとの予想を著名アナリストが主張している。
香港の投資会社Haitong InternationalのJeff Pu氏は投資家向け研究ノートのなかで、iPhone 17シリーズ全機種が6枚のプラスチック製を備えた24MPの前面カメラを搭載するとのチャートを公開している。iPhone 15世代は全モデルがプラスチック製レンズ5枚の12MPの前面カメラを採用していることから、大幅なアップグレードとなる。
この文脈では余談となるが、Pu氏はiPhone 17シリーズの構成がiPhone 17、iPhone 17 Slim(仮)、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Maxの4機種になるという、以前からの主張を再確認している。
アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏も今年初め、iPhone 17シリーズの前面カメラが24MP/6P(プラスチック製レンズ×6枚)になると予想していた。今回の報告で複数の情報源が裏付けたことになり、可能性がより高まったかっこうだ。Kuo氏は、この仕様変更により「画質が大幅に向上する」と述べていた。
これまでの解像度から倍以上になることで、写真は大きくトリミングしても品質を保ちやすくなり、多くの情報を得ることで後処理(現在のスマホ写真はデジタル処理を前提としたコンピュテーショナル・フォトグラフィー)にも柔軟性がもたらされる。またレンズが5枚から6枚になれば、様々な収差や歪みが補正されやすくなり、より鮮明で正確な写真につながるだろう。
最近のハイエンドスマホにおいて前面カメラが強化されることは珍しくはなく、たとえばPixel 9 Proモデルは前世代の10.5MPから42MPへ、実に4倍になるという「公式プロモーション資料」も流出していた。Instagramなど写真系SNSでは自撮りカメラが主要な位置づけとなっているため、そちらに寄せるのは自然な戦略なのだろう。
iPhone 17シリーズの発売は2025年9月と予想されており、まだ1年以上も先のことだ。もっとも、アップルの製品開発サイクルは約2年であり、すでに初期のプロトタイプがができていてもおかしくないため、まもなく部品の写真やCAD(設計図)画像が流出することもあり得そうだ。
- Source: MacRumors