折りたたみ画面は最大級の8インチとなる可能性

「Google Pixel 9 Pro Fold」、折りたたみ時に10.5mmの薄さを実現か

Image:Google

サムスンの折りたたみデバイス「Galaxy Z Foldシリーズ」は、6世代を重ねながらも「薄さ」という点で競合他社におくれを取っている。そんななか、Googleの次期「Pixel 9 Pro Fold」は第2世代にして、折りたたんだ状態の厚みが10.5mmを実現するとの噂が報じられている。

もともとGoogle初の折りたたみ機「Pixel Fold」は折りたたみ時にわずか12.1mmで、同世代である「Galaxy Z Fold4」の15.8mmをはるかに下回り、その後に発売された「Galaxy Z Fold5」の13.4mmも凌いでいた。最新の「Galaxy Z Fold6」にいたって、ようやく横並びとなっている。

しかし、Android Headlinesの最新情報によると、Pixel 9 Pro Foldは折りたたみ時で77.1W×155.2Hx10.5Dmm、開くと150.2W×155.2Hx5.1Dmmになるという。再びサムスン製デバイスを突き放した格好である。

これらの数値は、今年初めに著名リークアカウントOnleaksが伝えていた「折りたたみ時は約77.1W×155.2Hx10.54D mm」とほぼ一致している。2つの異なる情報源が符合していることから、信ぴょう性は高い。

最近の横折り型スマートフォンにおける「薄さ競争」は極めて激しく、主に中国メーカーが鎬を削っている。Xiaomiは折りたたみ時に9.47mmの「Mix Fold4」を、Honorは厚さ9.2mmの「Magic V3」を投入しており、10.5mmは世界記録を塗り替えたわけではない。

とはいえ、「世界最薄クラス」であることは間違いない。サムスンは中国・韓国向け限定で薄型モデル「Galaxy Z Fold6 Slim(ないし「Ultra」)を準備中と噂されるが、それも厚さ11.5mmに留まると見られており、Pixel 9 Pro Foldには及ばない。

その一方でAndroid Headlinesは、Pixel 9 Pro Foldの重さは257gだという。 これはPixel Foldの283gからは軽くなっているが、Galaxy Z Fold 6やOnePlus Openの239gよりもかなり重い。ただし、折りたたみディスプレイは8インチという最大級の広さになると予想され、重さを補ってあまりあるだろう。

また薄くなりつつも、Pixel 9 Pro Foldのバッテリー容量は4650mAhとのこと。これはPixel Foldの4821mAhより減っているが、Galaxy Z Fold 6 の 4400mAhバッテリー (数世代にわたり変更なし)よりも大きい。

Pixel 9 Pro Fold は、他のPixel 9シリーズ等と同時に、8月14日深夜2時の「Made by Google」イベントで正式発表される予定だ。搭載プロセッサー「Tensor G4」の実力は未知数だが、「薄さ」と「画面の広さ」が注目を集めそうだ。

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