トークセッションや実演デモの模様もレポート

パナソニック、ヘアドライヤー「ナノケア」に新モデル“ULTIMATE”。“ナノケア史上最高のうるおい”

編集部:伴 修二郎

パナソニックは、ヘアドライヤーナノケアの新ライン “nanocare ULTIMATE” から「EH-NC80」「EH-NC50」の2機種を、9月1日より発売する。価格はいずれもオープンだが、NC80が税込85,000円前後、NC50が税込60,000円前後での実売が予想される。本稿では、本日7月23日に開催されたパナソニック「ヘアードライヤーナノケア」新ライン発表会の模様をレポートする。

写真右 : 「EH-NC80」、写真左 : 「EH-NC50」

「なりたい髪へ」を実現する“nanocare ULTIMATE”シリーズ

2005年の発売から今年で20年目を迎え、国内累計販売台数1,700万台を達成した同社 “ナノケアシリーズ” の新ライン「nanocare ULTIMATE」が登場。ラインナップとして、基本性能は同一ながら一部搭載モードの数や付属品が異なる「EH-NC80」「EH-NC50」の2機種を展開する。

EH-NC80

両モデルとも大きな特徴として、ナノケア史上最も高い髪ケア効果を保有するナノイーや、様々な髪質に合わせたケアが行えるパーソナルメニューを搭載。これまで同シリーズが掲げてきた「速乾」「うるおいケア」に加えて、新たに「なりたい髪へ」という新たな価値を提供する新シリーズだと説明する。

従来のフラグシップ機から水分発生量が最大約10倍(MOISTモード使用時)に進化した新開発の「高浸透ナノイー(第2世代)」を採用。キューティクルのわずかな隙間から内部へ浸透することで、髪の内側まで水分補給し、「髪へのうるおい1.2倍」(MOISTモード使用時)を実現すると謳う。

Image:パナソニック

具体的には、電極の突起部分が従来の2つから4つに増加。加えて、従来の常時一定の通常放電から、毎秒1,000回のパルス放電をコントロールする第2世代の放電方式を用いることで、水分発生量の大幅なアップを実現したのだという。

もう1つの大きな特徴として「パーソナルメニュー」を搭載。高浸透ナノイー(第2世代)、ミネラル、マイナスイオンの3つケア成分の発生量を調整することで、ユーザーごとの髪質の悩みに合わせたケアが行える。

高浸透ナノイーをメインで発生させ、しっとりまとまる髪を実現する「MOIST」、3つのケア成分をバランスよく発生し、クセを伸ばして指通りのよい髪を実現する「STRAIGHT」、ミネラルをメインにふんわりボリュームのある髪を実現する「AIRY」、マイナスイオンをメインにさらさらな髪を実現する「SMOOTH」の4種を用意。なお、NC80は4種全て、NC50はSMOOTHを除く3種を搭載する。

Image:パナソニック

さらに、速乾性能も従来機から約1.5倍に向上。パワフルな小型高回転モニターが高圧・高速の風を発生させ、それを新速乾ノズルが拡散させることで、より広範囲に強い風を届けられるとしている。

本体カラーはNC80がオーセンティックブラウン、NC50がクラフトブラックを採用。ドライヤー本体は滑らかな美髪をイメージしたというスリーク・モノフィルムを採用するほか、側面部には各種メニューを視覚的に確認できるカラー液晶ディスプレイを搭載する。

Image:パナソニック
カラーディスプレイに各種モードが表示される

付属品として、NC80は本体スタンド、ボリュームアップ&ストレーター、ノズルスタンド、セットノズルを同梱。一方NC50はセットノズルのみを付属する。

NC80の付属品イメージ

あわせて、ナノケアシリーズの新たなスタンダードモデル「EH-NA9M」、およびエントリーモデル「EH-NA7M」も9月に発売する。価格はいずれもオープンだが、NA9Mが税込30,000円前後、NA7Mが税込23,000円前後での実売が予想される。

そのほか、「パナソニックビューティ 表参道」では、今回の新製品を先行体験できる「nanocare ULTIMATE体感キャンペーン」を実施。ULTIMATEを上部に8台搭載した機器「新ナノイーシャワーULTIMATE」では、ナノケア史上最高の潤いを実感しながら、高浸透ナノイーが髪に降り注ぐ様子をミーラディスプレイで視覚化して確認できる。

「ドライヤーは髪を乾かすもの」という概念を覆した“ナノケア”シリーズ

発表会冒頭には、パナソニック(株)ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティビジネスユニット BU長の中村 正治氏が登壇。ナノケアシリーズの事業戦略に関するプレゼンテーションが行われた。

パナソニック(株)ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティビジネスユニットBU長 中村正治氏

ナノケアシリーズは、2005年に初号機を発売。ナノイーを搭載することでそれまでの「ドライヤーは髪を乾かすもの」という概念を覆し、髪を乾かしながら、髪にも肌にもうるおいを与えるという価値を与えたと説明する。

その後、デザインや技術のさらなる進化を続け、昨年度までにシリーズ国内累計出荷は1,700万台を突破。中村氏は「ナノケアシリーズは日本を代表するドライヤーシリーズに成長した」と力を込める。

Image:パナソニック

同シリーズが登場してから20年目を迎える今年、新たにラインナップに拡充されるのが今回の新ラインnanocare ULTIMATEシリーズと強調。また、ナノケアシリーズをより多くの方へ広げるため、グローバル向けも含むラインナップの充実化を図っていくとして、スタンダードモデルNA9MとエントリーモデルNA7Mも投入。すでに順次グローバル展開を進めている「EH-NA0J」と共に、台湾、韓国、東南アジアで順次展開を図っていくという。

Image:パナソニック

マーケティング面では、中国、東南アジア、日本による連携をさらに強化。タイやマレーシアでの発表会や製品イベントを開催し、すでに大きな反響を得ているとのこと。また日本においては、ユーザーとのエンゲージメントをより強める会員制のヘアコミュニティサイトが、7月23日より開設される。中村氏は最後に、「このようなナノケア価値の徹底追求と拡大により、2027年にアジアNo.1ブランドを目指す」と力を込めた。

続いて、パナソニック(株)ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティブランドマネジメント部 ビューティ国内マーケティング課の巽 敦子氏が登壇し、ULTIMATEシリーズの製品説明が行われた。

パナソニック(株)ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティブランドマネジメント部 ビューティ国内マーケティング課 巽 敦子氏

ULTIMATEシリーズ開発の背景として、巽氏は昨今のヘアケアを取り巻く環境について言及。「近年ヘアスタイルは多様化し、若者だけでなく年齢を重ねた方でもグレイヘアを楽しむなど、スタイル・カラー共に多くのバリエーションを見かける」と語る。

Image:パナソニック

こうした背景を元に、ナノケアの特徴である「うるおい」をさらに追求すると共に、「より自分らしさを実現するドライヤー」を目指して開発されたのが、今回のULTIMATEシリーズであるとアピールしていた。

さらに、詩人・小説家の川上 未映子氏、AMERI/Ameri VINTAGE CEO兼ディレクターの黒岩 奈央子氏、そしてヘアメイクアップアーティストの計良 宏文氏が、本シリーズを使用した感想を語るコメント動画もお披露目。「乾かしているだけなのにしっとりツヤツヤになる」「パーソナルメニューを切り替えると実際の仕上がりの違いを感じる」などの感想が寄せられていた。

Image:パナソニック

計良氏とのトークセッション。「ドライヤーが1つ上のステージに上がった」

続いて、ヘアメイクアップアーティストの計良 宏文氏がゲスト登壇し、パナソニック(株)ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティブランドマネジメント部 ヘアケア商品企画課の髙野 創志氏とのトークセッションが行われた。

最近の美意識やヘアケアトレンドについて計良氏は、「昨今コロナなど家で過ごす時間が増えた中、美意識の傾向が変わってきている、特にマスクをしている影響からか、目元のメイクやスキンケアに加えてヘアケアにも重きを置く人が増えてきた」と語る。

トークセッションの様子

また、昨今のヘアスタイル傾向について話がおよぶと、髙野氏は「実際にユーザーに悩みを聞くと髪のパサツキやクセ、手触りなど人それぞれ悩みが違っていて、より自分らしいヘアスタイルを実現できるドライヤーが求められている」と言及。計良氏は、「今はヘアスタイルのパーソナル化が進んでいて、誰かに似せたい、真似したいというより自分らしさを表現したいという方が非常に多い」と、ヘアメイクの仕事を通して感じる印象を述べた。

パナソニック(株)ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティブランドマネジメント部 ヘアケア商品企画課 髙野 創志氏

続いて、ULTIMATEシリーズのパーソナルメニュー搭載の背景について髙野氏は、「毎月美容師からクセ用やうるおい用といったその時の髪質に合うおすすめのシャンプーの種類を教えてもらっているというユーザーさんのエピソードから気づきを得た」「髪質の悩みは刻々と変化するものなので、その時々の髪質に似合ったパーソナルメニューを提供したいと考えた」と語る。

ヘアメイクアップアーティスト 計良 宏文氏

またULTIMATEシリーズを実際に使た感想について計良氏は、「保湿の感じや手触り感がこれまでとかなり違う。我々プロは様々なお客さんの髪質に合わせてドライヤーの温度や距離などを調整して乾かすが、それがドライヤーのメニューの切り替えだけでユーザー自身が行えるというのは本当に画期的」「ドライヤーがただの乾かす道具ではなく、1つ上の別のステージに上がったと感じた」と笑顔で語った。

さらに、実際にパーソナルメニュー各種モードの仕上がりの違いを実演するデモンストレーションを実施。それぞれ髪質やヘアスタイルが異なる4名の女性モデルが登壇し、各々の髪質に合ったモードで髪の片側半分を乾かし、その仕上がりの違いをアピールした。

実演デモンストレーションの様子
髪の右側半分がULTIMATEシリーズの「MOISTモード」を使用して乾かした仕上がり

最後に計良氏は、「ユーザーごとの髪の悩みやその日の気分、ファッションに合わせた髪のイメージへとドライヤー1つで調整できるのは本当に画期的」「一般のユーザーの方々にとっては本当に価値のある進化だと思うので、ぜひ多くの方にこのドライヤーを使って共感してもらいたい」と力を込めた。

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