2025年に発売される可能性あり?

アップル、「tvOS 18 beta 3」にタッチスクリーン用のUIが見つかる。画面付きHomePod向け機能か

Image:Apple

アップルは今週、開発者向けにApple TV用OSの最新ベータ版として「tvOS 18 beta 3」をリリースしたが、そのなかからタッチスクリーンのためのUI(コード名「PlasterBoard」)が含まれているのが発見された。

見つかったUIには、パスコード入力用のキーパッドを含む基本的なロック画面のみが含まれている状態で、その他には何も発見されていない。そのため、この機能はまだ開発の初期段階にあるものと考えられる。

先週には、アップルのベータ版OSのなかからデバイス識別子の名称に「Home Accessories17,1」という見慣れないデバイス名が含まれるようになったことが報告されており、MacRumorsなどはそれがHomePodの「Audio Accessories」識別子に似ていると指摘していた。

なぜ、tvOSのベータ版からHomePodに関する記述が見つかるのか、と思う人も多いだろうが、実はHomePodのOSは、2020年以来tvOSからのフォーク(派生)バージョンとして開発されている。そのため上述したここ最近の動きから、アップルはタッチスクリーンを内蔵したバージョンのHomePodを開発しているのではないかという推測がうわさとして拡がりつつある模様だ。このうわさでは、この画面付きHomePodが2024年または2025年に発売される可能性があるという。

MacRumorsは、17,1というモデル識別子は、次期HomePodがアップルの次期A18チップを搭載していることを暗示しているかもしれないと指摘している。Apple Vision Proの識別子が「RealityDevice1,1」でなく「RealityDevice14,1」と記されているのもそのためだ。もしA18チップが搭載されるなら、次期HomePodはおそらく、新しくなったSiriをはじめとするApple Intelligence機能もサポート可能になるだろう。

次期HomePodの形状に関しては、Bloombergのマーク・ガーマン氏が「iPad風の」と表現しており、Amazonの「Echo Show」のような格好になる可能性があると述べている。

tvOSのベータ版に見つかった記述以外の情報は、まだほとんどわかっていないため、次期HomePodがどのような形状で、どのような便利さを備えることになるのかはまだまだわからないが、もしEcho Showのようなタッチスクリーン付きスマートスピーカーとして登場するのなら、少なくとも(画面を備えない)現在のHomePod(299ドル)よりは高価なものになるだろう。

関連キーワード: