Phone 1の日本発売は未定

CMF by Nothing、お手ごろ価格の「Phone 1」「Buds Pro 2」「Watch Pro 2」正式発表

Image:Nothing

英Nothing Technologyは、お手ごろ価格のサブブランドCMFから初のスマートフォン「CMF Phone 1」を正式発表した。ほか完全ワイヤレスイヤホン「Buds Pro 2」とスマートウォッチ「Watch Pro 2」も同時に投入する。

日本での発売は、Phone 1は未定。Buds Pro 2は1万1000円、Watch Pro 2は1万1000円でともに予約受付中、7月中旬~下旬より順次出荷予定だ。

Phone 1はMediaTek Dimensity 7300を搭載し、6.67インチのAMOLEDディスプレイは解像度が2400×1080、リフレッシュレートは120Hzだ。

Image:Nothing

背面にはポートレート用の深度センサーと50MPのソニー製カメラがあり、自撮りカメラは16MP。バッテリー容量は5000mAhで33Wの急速充電に対応、ただしワイヤレス充電は非対応。RAM容量は8GBで内蔵ストレージは128GB、IP52の防塵・防水性能を備える。

Dimensity 7300は、Mediatekが5月に発表したDimensity 7050の後継チップ。前チップより消費電力が25%削減され、AI関連タスクのパフォーマンスは2倍になったと謳う。その性能は、2年前の「Phone(1)」に採用されたSnapdragon 778G+と同等とみられている。

決してハイエンドとはいえないスペックだが、CMF Phone 1の価格はわずか199ドル(約3万2000円)だ。

その最大の魅力は、ハードウェアの優れたカスタマイズ性だ。背面パネルはネジで取り付けられ、様々なカラーパネルが着脱可能。また左上の回転式ダイヤルには、予告通りストラップや折りたたみ式キックスタンド、ウォレットケースを追加できる。

ただし、これらは全て別売り。交換用バックパネルは各35ドル、ダイヤルに着けるストラップ等は各23ドルで全てオレンジ色となる。

次にBuds Pro 2は2つのドライバーを搭載し、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外部音取り込みモード、空間オーディオにも対応。スマートフォンなど2つの機器に同時接続でき、IP55の防水・防塵性能を備える。充電ケースと合わせて最大43時間、10分間の充電で7時間使用できる。

Image:Nothing

最大の特徴は、充電ケースに付いたスマートダイヤルだ。ボリュームの調節やANCおよび外部音取り込みモードの切り替え、着信への応答および切断など様々な操作を1箇所で行える。

最後に新型スマートウォッチのWatch Pro 2は、本体の形状が前モデルの四角から丸くなった。いわば「Apple WatchからPixel WatchやGalaxy Watchシリーズ」にシフトした印象である。また竜頭も初代のように単純なプッシュ式ではなく、回転させてアプリの操作に使える。

Image:Nothing

1.32インチAMOLEDディスプレイ(自動輝度調整機能付き)を搭載し、解像度は466×466、100以上のウォッチフェイス(文字盤)に変更可能。心拍数や睡眠、ストレスやSpO2も測定でき、120以上のスポーツモードに対応。Bluetooth接続により、スマホを通じて電話をかけることもできる。

バッテリー容量は305mAhで、初代の340mAhよりも減っている。最大11日間のバッテリー持ちも、前モデルの13日より2日間短い。

CMF Phone 1と同じく、こちらもハードウェアのカスタマイズが可能。アルミニウム合金製の時計本体に、様々なベゼルを着脱できる

関連キーワード: