薄くて軽くて使いやすい

タブレットにも変形!2in1ノートPC「LG gram 2in1」に注目!

LGから発売された薄型・軽量ノートPCの「LG gram」シリーズ。2024年モデルは、17/16/15.6/14インチの4サイズ10モデルで展開されているが、中でも気になるのがディスプレイを背面に回せる “2in1モデル” の存在だ。

ディスプレイを背面に回すことでタブレットのように使えるのが、2in1モデルの特徴だ。しかし、重いノートPCでは持ち運んで使うのは面倒なうえ、わざわざディスプレイを回してタブレットモードにするのも大変。結局、普通のノートPCとして使ってしまう。その点、軽量なLG gramであれば、タブレットスタイルにして手で持っても使いやすい。付属のLG Stylus Penを利用すれば、手書きのメモやイラスト作成などにも活用できる。

2024年モデルの2in1モデルは、初登場となった「Pro」シリーズの16インチモデル「LG gram Pro 2in1(16T90SP-MA78J)」と、14インチモデルの「LG gram 2in1(14T90S-MA55J)」がラインナップされている。

14インチモデルの2in1は25万円前後で購入でき、16インチの34万円前後よりもかなり安価となっている。また、手軽に持ち運べる2in1モデルを検討しているという人には、より軽量コンパクトな14インチモデルのほうが向いているだろう。

そんな軽量コンパクトな、14インチのLG gram 2in1(14T90S-MA55J)について、特徴を詳しく見ていこう。

5つのモードを使い分けられる2-in-1 ノートPC

本機は、14インチのタッチ対応IPS液晶を搭載したノートPCだ。解像度はWUXGA(1920×1200px)で、アスペクト比は16:10。一般的なフルHD(1920×1080px)の16:9よりも短辺方向が長く、手書きを行う場合にも作業スペースが広くとれる。ディスプレイ上部にはFHD(1080p)のウェブカメラを搭載。Windows Helloでの顔認証に対応している。

一般的なノートPCスタイルの「通常モード」

ディスプレイのヒンジは360度回転し、ディスプレイをどの角度でも固定できる。よく利用するのは一般的なノートPCスタイルの通常モードと、背面に回したタブレットモードだろう。

ディスプレイを360度回した「タブレットモード」

紙の資料を広げることも多いビデオ会議では、スタンドモードにすることで、ディスプレイ手前側に資料を広げることも可能。キーボードの上に資料を広げ、うっかり余計なキーを押してしまった、というミスも防げそうだ。また、奥行きが狭いカフェの小さなテーブルやキッチンなどでは、テントモードにすれば省スペースで画面の確認が行える。

「スタンドモード」

さらに、向かい合わせで打ち合わせをする際は、フラットモードにすることで相手と画面を共有しやすくなるだろう。

「フラットモード」

なお、LG gramはシリーズ全体として、画面の反射を抑えたアンチグレアディスプレイを採用しているのだが、2in1モデルに関しては、画像がより鮮明に見えるグレアディスプレイを採用している。通常モデルよりもクリエイティブな用途での利用を意識しているのだろう。

軽量だが耐久性も高い

LG gram 2in1(14T90S-MA55J)は、14インチのノートPCでありながら本体重量は1.25kgと非常に軽く、持ち運んでの利用や、手に持ったままでも使用しやすくなっている。ただ、ノートPCを入れたかばんをどこかにぶつけてしまったり、手に持って使っているときに落としてしまったりと、持ち運ぶ上でのリスクは意外に多い。軽量で持ち運びしやすいとなればなおさらで、その耐久性が心配になってくる。

この点もLG gramなら安心だ。厳しい環境下での使用を想定した米国国防総省「MIL-STD-810H」準拠のテスト7項目をクリアしており、軽量でありながら優れた耐久性を実現している。

また、軽量であちこちに持ち運べたとして、その分バッテリー容量を犠牲にしていたのでは意味がない。常にバッテリー残量を気にしつつ、外で使うためにモバイルバッテリーの携行が必須となってしまっては本末転倒だ。その点、本モデルのバッテリー容量は72Whで、JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver. 3.0)に基づく測定では、動画の連続再生で13.5時間となっている。

試しに、PCMark 10のバッテリーベンチマークを実施してみたところ、14時間51分という結果になった。メールやウェブブラウズ、ウェブ会議にオフィスアプリの使用といった一般的な使い方であれば、ほとんどの場合、1日中充電を気にせずに使えるだろう。

ポート類も充実

薄型軽量モデルで省かれがちなインターフェース類だが、USB4 Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB-A(USB 3.2 Gen2)、microSDカードスロット、3.5mmオーディオジャックを搭載。USB4 Type-Cは最大5K60Hzの映像出力に対応している。自宅やオフィスで作業する際には、USB接続のモニターとならケーブル1本で接続可能だ。HDMI接続が必要な場合にも、USBハブやUSB-HDMI変換アダプタなど利用できる選択肢は多い。

向かって左側面(画像上)には3.5mmジャックとUSB4 Type-Cが2つ、向かって右側面(画像下)にはmicroSDカードスロット、電源ボタン、USB-Aがある。電源ボタンはキーボード右上にもあるが、タブレットモードでも使えるよう側面にも配置されている

注意点として、LG gram 2in1のキーボードは日本語配列が選べず、英語配列のみとなっている。かな刻印がなく、一般的な日本語配列よりもすっきりした印象ではあるが、普段日本語配列を使っている人にとっては、記号の位置が異なっており使用には慣れが必要だろう。

キーボードは英語配列のみとなる。一般的な日本語配列とは記号の配置が違うほか、日本語入力モードへの切り替えは「Alt」+「~」で行う必要がある

インテル® Core Ultra プロセッサー搭載

LG gram 2in1(14T90S-MA55J)のもう一つの特徴は、そのパフォーマンスだ。プロセッサーとして、インテルが2023年12月に発表したばかりの「インテル® Core Ultra プロセッサー Ultra 5 125H」を搭載。前世代よりも低消費電力なうえに処理能力は向上している。

内蔵GPUながら、高いグラフィック性能を備えた「インテル® Arc グラフィックス」は、グラフィック性能が求められる動画編集や画像加工といった作業も快適に行える。また、付属のLG Stylus Penは4096段階の筆圧検知に対応しており、イラスト作成などのクリエイティブな用途で活躍しそうだ。

インテル® Core Ultra プロセッサーは、AI処理に特化した専用のプロセッサーであるNPU(Neural Processing Unit)を搭載している。AIが話題といっても、生成AIをローカルで実行する予定はないのでPCの性能には関係ないと思っている人もいるかもしれない。ただ、最近ではオンライン会議での背景ぼかしや、画像編集アプリなどでもAIは利用されている。これら処理はNPUがなくてもCPUやGPUで実行できる場合がほとんどだが、専用のNPUを利用することで、CPUやGPUをその他の作業に割り当てられ、結果としてPC全体のパフォーマンス向上にもつながってくる。NPUを利用するかどうかはアプリ次第ではあるのだが、今後、対応するアプリはますます増えていくだろう。

このほか、2024年のLG gramシリーズ共通の特徴として、独自開発アプリ「LG gram Link」を搭載している。iOSやAndroidなどのスマートフォンと簡単にファイルや写真を共有でき、タブレットをサブディスプレイとして利用できるというものだ。出先での作業中にもう少しだけ画面が広ければ……と感じるような場合に便利そうだ。また、スマートフォンの画面をPC上に表示して、マウスやキーボードで操作することもできる。

LG gram Link搭載。AndroidとiOS向けにもアプリがリリースされている

LG gram 2in1(14T90S-MA55J)は、ディスプレイを360度回転できる2in1モデルながら、1.25kgという軽量さを実現。高い機動性と優れた耐久性を兼ね備えており、付属のスタイラスペンを使えばクリエイティブな作業にも活用できる。

さらに、最新のインテル® Core Ultra プロセッサー搭載により、動画編集や画像加工など、よりハイレベルな作業も快適にこなせる。バッテリー駆動時間も長く、1日中安心して使えるだろう。LG gramならではの使いやすさと高いパフォーマンスを備えた2in1モデルとして、ビジネスシーンでもプライベートでも活躍してくれるだろう。

(提供:LGエレクトロニクス・ジャパン)

関連キーワード:

関連リンク