「Erase Song」をアップデート

YouTube動画から“著作権含む音楽だけ”削除、投稿者用ツールをAIで強化

Image:Tada Images/Shutterstock.com

YouTubeの最高責任者ニール・モハン氏は「Erase Song」ツールがアップデートによって、動画内の他の音声に影響せずに、著作権を主張されている音楽だけを特定して削除できるようになったとX(Twitter)への投稿で述べた。

ただし、この機能の注意書きには、依然としてAIアルゴリズムの特性によってうまく特定の曲だけが削除されない場合があると警告する文言が残されている。そのような場合は、Erase Songツールで著作権者から申し立てを起こされた範囲のすべての音声をミュートしたり、その部分をトリミング(カット)するなどといった編集を施すことが可能だ。

クリエイターが申し立ての問題をクリアにする編集を完了すれば、YouTubeはコンテンツへの申し立てを示すContent IDを削除する。

Content IDとは、著作権の所有者から提供された音声ファイルと映像ファイルのデータベースを使用して、クリエイターが投稿した動画を自動的にスキャンして著作権保護コンテンツと一致するものを特定するYouTube独自のシステム。

著作権保護コンテンツと一致する部分が見つかれば、その動画にはContent ID申し立てが自動的に付与されるようになっている。

関連キーワード: