オフラインでも翻訳/文字起こしなどが使える

ASUS、オンデバイスAI搭載の最上位スマホ「Zenfone 11 Ultra」

編集部:成藤正宣

Image:ASUS

ASUS JAPANは、オンデバイスAI機能を搭載したフラグシップAndroidスマートフォン「Zenfone 11 Ultra」を、7月5日(金)に発売する。

価格はRAM 16GB/ROM 512GBモデルが159,800円、RAM 12GB/ROM 256GBモデルが139,800円(いずれも税込)。

独自のアルゴリズムを用いたオンデバイスAI機能を搭載し、オフライン状態でも、アルバム内画像検索やノイズキャンセリング、リアルタイムの通話翻訳、文字起こしなどの便利機能が利用できるというモデル。なお、通話翻訳や文字起こしなど一部機能については、発売当初はベータ版として提供される。

ディスプレイは、フルHD+解像度(2400×1080)/最大リフレッシュレート144Hzの6.78型「LTPO AMOLEDパネル」を採用。Delta-E 1未満の高い色再現精度、DCI-P3 107%をカバーする鮮明で滑らかな表示と、画面占有率94%の狭額縁設計により、スマートフォンとは思えないほどの圧倒的な映像美で動画やゲームを楽しめると謳う。

最大輝度は2500nitで、直射日光下での視認性も確保。また、LTPO技術によりリフレッシュレートを1 – 120Hzの間で自動調整することで、消費電力も削減。フロントガラスにはコーニング 「Gorilla Glass Victus 2」を採用する。

Image:ASUS

メインカメラはf1.9 5000万画素広角カメラ/f2.2 1300万画素超広角カメラ/f2.4 3200万画素望遠カメラのトリプル構成。光学式手ブレ補正「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー3.0」と電子式手ブレ補正を搭載し、AIを活用した被写体検出/顔認識などさまざまな撮影機能を備える。ディスプレイ側には視野角90度の3200万画素カメラを搭載する。

サウンド面では、Dirac社によるチューニングが施されたデュアルステレオスピーカーと重厚感を増幅するD-Bass技術を搭載。ステレオ音源を空間オーディオに変換再生する「Dirac Virtuo」技術も採用する。BluetoothはaptX Adaptive/aptX Losslessをサポートし、Hi-Res Audio/Hi-Res Audio Wireless認証を取得。3.5mmイヤホンジャックも備え、有線イヤホン/ヘッドホンも接続可能。

SoCはクアルコムの「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載。5500mAhのバッテリーを内蔵し、最長で約15.9時間の連続駆動が可能。またQi規格に準拠した最大15Wのワイヤレス充電と、最大65Wでの急速充電にも対応しており、最短約39分で充電が完了するとしている。

ほか、本体はIP68の防水防塵に対応。フレームには再生アルミニウムを100%、フロントパネルには平均22%の再生ガラスを採用し、さらにパッケージも再生紙や大豆由来インクを使用して環境配慮の取り組みを進めている。

カラーバリエーションは、16GB/512GBモデルがエターナルブラック/スカイラインブルーの2色。12GB/256GBはさらにミスティグレー/デザートサンドの2色を加えた計4色を展開する。外形寸法は76.8W×163.8H×8.9Dmm、質量は225g。

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