Kickstarterにてプロジェクト開始

Unistellar、山や天体の名前をAR表示する“スマート双眼鏡”「ENVISION」発表

編集部:平山洸太

「ENVISION」(Image:Unistellar)

Unistellarは、AR機能を搭載するスマート双眼鏡「ENVISION」(エンビジョン)を発表。米クラウドファンディングサイトの「Kickstarter」にてプロジェクトを開始した。支援金額は699ドル(約112,141円)から。日本への発送にも対応する。

さまざまな情報を、覗きながら表示して確認できるスマート双眼鏡。プロジェクトの実施期間は7月29日19時(UTC+9:00)までで、ゴールを達成した場合のみ製品が受け取れるAll or Nothing方式となる。製品の配達予定は2025年11月を予定している。

AR機能として、山の名前や天体などを視界に重ねて表示させる「スマートスカウティングモード」を搭載。また「ガイド付きナビゲーションモード」では、夜間に天体の方向をガイドすることで、夜空の中から星座を見つけることができる。

「スマートスカウティングモード」(Image:Unistellar)

視野の中でターゲットをロックする機能も備えており、たとえば他の人に双眼鏡を渡した場合にも、見つけた動物などを共有しやすい。もちろん、通常の光学双眼鏡としても使用可能。倍率は10倍で、工学系にはニコンの協力によるものを搭載する。

ターゲットをロックする「共有可能なターゲットロック」機能(Image:Unistellar)

ほか、口径は50mm、ひとみ径は5mm。バッテリーは1回の充電で1000回もしくは連続5時間となっている。ARに対応する天体の数は1,000、星の数は20万、丘/山/峰のターゲットは100万以上、道/避難所/湧水池/洞窟などのターゲットは数十万だとしている。質量は1.2kg。

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