大ケガや死亡者が出なくてなにより

米アマゾン配送車、カージャックされハイウェイ逆走。猛スピードのカーチェイス

Image:SCREENSHOT FROM RIVERSIDE POLICE DEPARTMENT VIDEO

アマゾンの商品配送は、日本では宅急便各社が受け持つ割合が大きいが、米国ではアマゾン自らの配送トラックが走っているのは、ありふれた風景となっている。

そんな日常に溶け込んでいるアマゾンのトラックがパトカーに追跡され、道路の仕切りを越えて逆走する衝撃的な映像が届けられている。

米カリフォルニア州リバーサイド警察は、現地で2件の住居侵および強盗があったとの通報を受けて駆けつけたという。どうやらその犯人が、アマゾンの配送トラックをカージャックした疑いがあるとのことだ。つまり、アマゾンの従業員なり配達員が暴走したというわけではない。

公開された2分間の空撮映像では、警察がアマゾンのトラックを追跡する様子が映し出されている。まずトラックはパトカーを振り切るため、道路の仕切りを越えて逆走。それでもリバーサイド警察は、GPSで追跡できたという。アーリントン通り沿いの駐車車両に衝突したという通報も、何件か届いたそうだ。

逆走したトラックから、多くの車はどうにか避けることに成功している。左折しようとした車とすれ違った時点のスピードは、映像に収録された警察のトランシーバー音声によると、時速約45マイル(約72km)である。

約1分が経過したあたりで、トラックはようやく正しい車線に乗ったかに見えるが、高速道路の左車線から右車線に移ろうとして、黒い車に真っ直ぐ追突した。その直後、黒いトラックに横から当たってわざわざ路肩に押し込んだところで、ついに故障したようだ。

立ち往生したトラックから走り出した容疑者は道路を横切り、家の裏庭の塀をよじ登ろうとしている。さらに別の高速道路にたどり着いたが、そこからは身の危険を感じたのか、ようやく観念したようだ。まもなく3台のパトカーが停まり、逮捕に至った。

警察の発表によると、数台の車が大きく破損したものの、幸い深刻な怪我人は発生しなかったとのことだ。

ラスベガス出身で32歳男性の容疑者は、殺人未遂、住居侵入強盗、カージャック、凶器による襲撃、警察から逃走中の無謀運転、薬物の影響下で運転し負傷させた疑いなどで書類送検されたとのこと。

薬物を摂取して高速道路を逆送しながら死人が出なかったことは、カーチェイスに巻き込まれた人たちにとっても、配送トラックをカージャックされたアマゾンにとっても、不幸中の幸いといえそうだ。

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