心変わり?

ジャック・ドーシー、「Bluesky」の取締役会から離脱していたことが判明

Image:Koshiro K/Shutterstock

Twitter共同創業者のジャック・ドーシー氏が、すでにBlueSkyの取締役会から離れたことを認めた。ドーシー氏は、分散型SNSの構築を目指すBlueskyを2019年から支援していた。

これはX(Twitter)ユーザーからの「あなたはまだbsky取締役会にいるのですか」という質問にひとこと「No」とだけ答えたもの。いつ、どういった格好で退任することになったのかは語っていない。一方で、別のXへの投稿では「企業が与える権利に依存してはいけない。自由なテクノロジーを駆使して、自分の手で権利を守るべきだ」と述べている。

ドーシー氏は、マスク氏がTwitterを買収し、Xへの改名や様々な変更を加えていくことに対して、複雑な心境を散発的に述べていた。だが、どうやら現在はむしろXを「自由なテクノロジー」と認め支持しているようにも思える。昨年のうちには、Blueskyアカウントも削除した模様だ(Instagramアカウントも削除している)。

今回のドーシー氏の発言を受け、Blueskyは同SNSの公式アカウントでBlueskyプロジェクト開始時に資金提供を提供し独立を支援したドーシー氏へ感謝の言葉を述べ、現在のBlueskyが分散型プロトコルのAT Protocol上で実行されるオープンソースSNSとして順調であることを強調した。

Image:Bluesky

また、ドーシー氏の退任に伴い「われわれは公益企業として、人々が自分の経験をコントロールできるSNSを構築するという取り組みに共感してくれる新たな役員を探している。詳細は後日!」と投稿した。

Image:Bluesky

イーロン・マスク氏がTwitterを買収する前に、Twitterからスピンオフする形で独立したBluesky。当初は招待制で運用されていたものの、今年2月からは招待制を廃止し、誰でもアカウントを登録することが可能になった。月間アクティブユーザー数は4月の時点で約550万人に達している。

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