冷却効率アップでバッテリー持ちも強化
ソニー、冷却性能1.5倍の第5世代“着るクーラー”「REON POCKET 5」
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ソニーグループのソニーサーモテクノロジー（株）は、首元に装着して本体接触部分の体表面を直接冷やす、または温めることができる “ウェアラブルサーモデバイス” の第5世代モデル「REON POCKET 5」を、4月23日に発売した。
本体と専用ネックバンドのセット（RNPK-5）のほか、センシングデバイス「REON POCKET TAG」が同梱する “センシングキット” （RNPK-5T）、専用ケース（RNPC-1）をラインナップ。価格はいずれもオープンだが、市場ではそれぞれ、RNPK-5が税込17,600円前後、RNPK-5Tが税込19,800円前後、RNPC-1が税込3,300円前後での実売が予想される。
第5世代となるこの度のモデルでは、新設計かつ大型化したサーモモジュールと、新構造の放熱ファンを搭載。冷却効率および放熱風量が向上し、吸熱性能は第4世代モデル「REON POCKET 4」との比較で最大約1.5倍にまで強化された。その一方、本体から発生する動作音は最大5分の1にまで低減。ビジネスシーンでの使いやすさをより高めている。
これに伴い、従来モデルよりも1段階強力な冷却モード「COOLレベル5」が搭載。連続約4時間のパワフルな冷却が行える。また、従来の最大冷却レベル「COOLレベル4」で動作させた場合、従来モデルの1.8倍にあたる約7.5時間の連続駆動が可能だ。
センシングデバイス「REON POCKET TAG」と連動させることで、周囲の環境に応じて自動的に冷却（COOL）／温熱（WARM）モードを切り替える「SMART COOL⇔WARMモード」を引き続き搭載。REON POCKET 5本体とREON POCKET TAGに搭載された計8個のセンサーにより高精度な温度制御を行うため、最長約10時間の連続駆動を実現している。
またREON POCKET TAGは、ソフトウェア・アップデートを行うことで新たに直射日光の検知をサポート。環境変化に合わせた温度調節にかかる時間も従来の最大約3分の1にまで短縮され、より状況に応じた最適な温度が提供可能になったとする。
REON POCKET 5本体の熱を目立たせずに逃がすエアフローパーツは2種類が付属。首や背中の形状に合わせて襟の高さまで伸びたビジネスシーン向けの “ロング” 、低い襟元に合わせたカジュアルシーン向けの “ショート” を使い分けることができる。
電源はリチウムイオンバッテリーを内蔵し、充電端子にはUSB Type-Cを採用。本体は水滴やほこりが入りこみにくい耐水／耐汗構造を採用する。質量は約153g。
- Source: Sony
