コナミコマンドを複雑にした亜種

N64版『悪魔城ドラキュラ黙示録外伝』から25年間未発見の隠しコマンド発掘

Image:Luciano Marques / Shutterstock.com

1999年にコナミが発売したニンテンドー64用ソフト『悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL(英題:Castlevania: Legacy of Darkness)』から、25年後の現在まで発見されていなかった隠しコマンドがみつかった。

コマンドを発見したのは、このゲームの熱心なファンであるMoisesとLiquidCat。彼らは、YouTuberのJupiterClimbが設置しているDiscordサーバーにこのコマンドを報告した。

そのコマンドを使うと、ゲームを何度か周回しないとアンロックされないプレイアブルキャラクター全員と、それらの変更用スキン、そしてゲームの難易度設定「Hard」が開放される。

コナミのゲームにおける隠しコマンドと言えば、1986年に登場した横スクロールシューティングゲームの名作『グラディウス』のファミリーコンピュータ版で、デバッグのために仕込まれたデバッグ用コマンドがその元祖だ。この「コナミコマンド」は、コントローラーのボタンを「上上下下左右左右BA」の順に入力することで発動する。コナミコマンドはその後、コナミのゲームにおける定番の隠しコマンドとなった。

『悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL』で今回見つかった隠しコマンドは、普通のコナミコマンドとは異なる。まずボタン入力が2回ずつになっており、さらにN64用コントローラーでなければ入力できないアレンジが加えられている。具体的には、Cボタンで「上上上上下下下下左左右右左左右右」と入力し、つづいてLボタン、Rボタン、Zトリガーを順に入力するというものだ。

N64用コントローラーは、手に持った状態で向かって左側に十字ボタンがあり、右側にはB、Aボタンと、黄色いCボタンユニットがある。このCボタンはC上、C右、C下、C左の4つで構成されている。またコントローラーの両肩部分にはLボタンとRボタンがあり、裏側にはZトリガーボタンが配置されている(おもて面中央には3Dスティックと呼ばれるアナログレバーもある)。

このように通常のコナミコマンドに比べ入力手順が複雑化し、入力に使うボタンも従来と大きく異なっていたことが、コマンド発見に25年も要することになった大きな理由と言えるだろう。

MoisesとLiquidCatは他にも、ゲームにおける全インベントリーを埋めるコードも発見した。これは発売地域で多少入力内容が異なっているが、JupiterClimbがYouTubeに投稿した動画の概要に記されているので、試してみたい人はチェックしてみると良いだろう。

ちなみに、最も有名な隠しコマンドとしてギネス世界記録にも載っているコナミコマンドは、それらが仕込まれたゲームを遊んだ世代が現在は社会で活躍するようになり、コナミ以外の企業でもイースターエッグ的に仕込まれる例がいくつも発見されている。たとえばGoogle、Facebook、Twitter、Twitchといったハイテク企業も、過去にそのウェブサイトやサービスなどでコナミコマンドをお遊び的に組み込んでいた。変わったところでは、カナダ銀行のウェブサイトにも、コナミコマンドが仕込まれているという。

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