ペダルカバーがずれて引っかかる
テスラ「Cybertruck」一時出荷停止。踏み込んだアクセルペダルが戻らなくなる問題
テスラのポリゴンチックなピックアップトラックCybertruckは、先週「アクセルペダルの問題」のため、すべての顧客への納車を一時停止している。
多くの顧客によるSNSなどへの報告によると、テスラは問題により納車予定を7日間延期するとしており、その理由はアクセルペダルをドレスアップする金属カバーがズレて、フルスロットルまで踏み込んだときにそのままスタックするということのようだ。
Cybertruckは車体重量が3トンを超えるにもかかわらず、0-100km/h加速が2.7秒台というとんでもないスペックを備えており、これがアクセル全開で暴走すれば大惨事になりかねない。もちろん、ブレーキを目一杯踏み込むことで制動はできるが、ドライバーがパニックに陥ってしまえば冷静に判断できるかはわからない。
テスラは、今回納車を延期された一部顧客に対し、4月20日に納車を再開すると述べたという。ただし、まだ問題が対策されていない車両が多くあれば、今後も遅延が発生する可能性はあるかもしれない。
Cybertruckは、当初の発売予定から数年遅れで昨年末に量産が開始された。しかし購入者たちからは、運転席からの視界、オフロードの走破性、クラッシャブルゾーンの欠如による衝突時の潜在的なリスク、急速充電を行うためのCCSアダプターの問題、バッテリーの航続距離の短さ、ステンレス製ボディの錆の発生などといった数々の問題がこれまでに報告されている。
- Source: Invester's Business Daily
- via: Carbuzz Engadget