約6万円という予想価格を下回ることに
Nothing、初の廉価スマホ「Phone (2a)」正式発表。価格は5万5800円
英Nothing Technologyは、スマートフォン「Phone(2a)」を正式に発表した。同社初の廉価モデルであり、価格は5万5800円。すでに日本のNothing公式サイトでも先行予約販売を開始しており、3月末より順次出荷予定だ。
ここ数週間にわたって、NothingはPhone(2a)の情報をチラ見せして注目を集めていた。搭載チップセットが「MediaTek Dimensity 7200 Pro」(MediaTek Dimensity 7200のカスタマイズ版)だと明かした後、ティザー動画でデザインを公開していた次第だ。
6.7インチのAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイを搭載し、30Hz~120Hzの可変リフレッシュレートに対応。解像度は1084×2412で、ピーク輝度は1300ニト。5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、45Wの有線充電に対応するが、ワイヤレス充電機能はない。防塵防水性能はIP54認証を取得している。
背面にはNFCコイル内にデュアルカメラが配置され、あたかも両目のように横並び。メインカメラ+超広角カメラはともに5000万画素。前面の自撮りカメラは3200万画素であり、ミドルレンジ(中価格帯)の機種としては異例の充実ぶりだ。
そしてデュアルカメラを取り囲むように3つのGlyphライトがあり、バックパネルは透明。洗練されたホーム画面と合わせて、紛れもなくNothing製品のスタイリッシュさを継承している。Android 14ベースのNothing OS 2.5を搭載し、サイズは161.74×76.32×8.55mm、重さは190gだ。
従来モデルよりもGlyphライトの数が減らされ、プロセッサーはクアルコム製からMediatek製へと変更されたが、画面やカメラの仕様はPhone(2)とほぼ同じ。プロセッサー性能はPhone(2)には及ばないものの、ミッドレンジ向けSnapdragonを上回ると公称され、5万円台の価格は非常にリーズナブルだ。
ワイヤレス周りではWi-Fi 6およびBluetooth 5.3、5Gにも対応。指紋認証や顔認証にも対応しており、この価格帯では例を見ない全部盛りの印象がある。
国内で予約受付中のモデルは内蔵RAM 12GB/ストレージ256GBという構成。インドやEU向けには8GB/128GBモデル、インド限定で8GB/256GBモデルも展開している。
- Source: Nothing