冷却システムも強化
ROG初の有機ELゲーミングノートPC「Zephyrus G16/G14」。デザイン刷新でクリエイターにも
ASUSは、同社ゲーミングブランドのROG(Republic of Gamers)より、16インチのゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G16 GU605」および「ROG Zephyrus G14 GA403」を3月6日に発売する。構成によっても異なるが、Zephyrus G16は269,800円から、Zephyrus G14は329,800円(どちらも税込)からとなる。
薄型軽量のボディとハイパフォーマンスを追求したモデル。従来のZephyrusから外観を刷新し、ゲーマーだけでなく誰でも使用できるデザインに仕上げたと説明。音楽や映像制作など、1つのデバイスでより多くのことが行えるとする。カラーはプラチナホワイト、エクリプスグレーの2色。
筐体素材はアルミニウムボディで、CNCユニボディ技術を採用する。薄型軽量を「究極に突き詰めた」としており、厚みはZephyrus G16が14.95mm、Zephyrus G14が15.9mmだと説明。また質量についても、Zephyrus G16が約1.85kg、Zephyrus G14が約1.5kgだとアピールする。
デザインの大きな特徴として、スラッシュライティングというギミックが天板に設けられている。これにより、様々な通知に合わせたり、音楽に合わせて発光させたりすることが可能。独自ソフトのArmoury Crateからのカスタマイズにも対応する。キーボードは前モデルと比較し、キーキャップを12.24%大型化。さらにタッチパッドの大きさについても、Zephyrus G16は37%、Zephyrus G14は3.3%拡大している。
ディスプレイについては、ROGブランドのゲーミングノートPCとして、初となる有機EL “ROG Nebula Display”を採用する。コントラスト比は100万:1で、応答速度は0.2ms、輝度は500nits。解像度はZephyrus G16が2,560×1,600で、リフレッシュレートは240Hz。Zephyrus G14については、解像度2,880×1,800、リフレッシュレート120Hzとなる。なお、Zephyrus G16の最低構成については、有機ELではなく液晶ディスプレイを搭載する。
CPUについては、AI機能も利用できる最新のものを搭載するとアピール。Zephyrus G16は最大で「インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H」、Zephyrus G14は最大で「AMD Ryzen 9 8945HS」を搭載する。メモリは両モデルとも最大32GB、SSDは最大1TB(PCIe 4.0×4接続)となっている。またGPUは、Zephyrus G16が最大で「NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPU」、Zephyrus G14が最大「NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU」。
各種プロセッサーの性能引き出すため、独自の冷却システム「ROG Intelligent Cooling」を採用。CPUとGPUを3つのファンとヒートパイプで冷却する、Tri Fanテクノロジーを備える。ヒートパイプについては、Zephyrus G16が4本、Zephyrus G14が3本とするなど、「モデルごとに合わせた冷却性能で最適なパフォーマンスを発揮」するとのこと。なおZephyrus G16の最上位構成については、ベイパーチャンバーを採用することで、さらに冷却性能を追求。ファンについても、第2世代のArc Flow Fansにより、効率的なエアフローを実現したとしている。
インターフェースはどちらのモデルも、Thunderbolt 4(Type-C)、USB3.2(Type-C/Gen2)、USB3.2(Type-A/Gen2)×2、HDMI、マイクロホン/ヘッドホンコンボジャック、SDカードリーダーを備える。バッテリー駆動時間は、Zephyrus G16が約11.9時間(アイドル時)/約6.9時間(動画再生時)、Zephyrus G14が約12.7時間(アイドル時)/約11.2時間(動画再生時)。ほか、Xbox Game Pass Ultimateの3か月利用権が付属する。