6万円くらいになる予想
Nothing格安スマホ「Phone(2a)」公式動画が公開。カメラ2つ横並び、Glyphライト3つ
英Nothing Technologyは同社初の廉価スマートフォン「Phone(2a)」を正式に予告済みであり、3月5日20時30分(日本時間)の公式イベントで詳細な性能や発売時期、価格などを発表する見通しだ。
すでに相当な量のリーク情報が届けられており、Nothing自らも話題作りのためか、情報を小出しにしている。つい先日も、搭載プロセッサーは「MediaTek Dimensity 7200 Pro」(MediaTek Dimensity 7200のカスタマイズ版)だと明かす動画を公開していた。
それに続き、公式のティザー動画でPhone(2a)のデザインが明かされた。
Nothing社はX(旧Twitter)に新たな動画を投稿。バーチャル空間で巨大なPhone(2a)を箱からクレーンで取り出す「開封の儀」が描かれている。全てが作りものではなく、実際のロンドンの街を舞台にしたAR体験を通じて撮影しているようだ。
この巨大なPhone(2a)は実物ではないが、Nothingが初めて明らかにした「公式デザイン」であるこことには違いない。
これまでPhone(2a)のデザインは複数のリーク映像がありつつも、少しずつ差異があった。最たるものが背面デュアルカメラの配置であり、信頼性の高いリークアカウント@Onleaksは当初、タテ並びの予想CG画像を公開。その直前に横並びとなったハンズオン画像がシェアされており、どちらが本当か戸惑う声もあった。
だが、後に@OnLeaksはタテ並びとなった「公式レンダリング画像」と称するものを改めて公開。そこでは前の画像にはなかったGlyphライト(Nothing製品の恒例である)があり、今回の公式動画とほぼ符合している。
今回のNothingによる投稿は、3月5日にPhone(2a)が登場することを再確認している。これが発売を意味するとしても、日本で直ぐ発売されるとは限らない。たとえばPhone(2)は2023年7月12日に発表されたが、国内では25日発売だった。
これまでの噂話・公式情報を総合すると、プロセッサーは従来モデルのSnapdragonではなく、ミッドレンジ向けDimensity 7200のカスタマイズ版を採用する。ディスプレイは120Hzの有機ELパネル、背面デュアルカメラは5000万画素。さらに2つのバリエーションがあり、それぞれRAM 8GB/ストレージ128GB、RAM 12GB/ストレージ256GB。本体色は白と黒の2つで、価格は400ドル(約6万円)~の廉価モデルといったところだ。
ちなみにDimensity 7200 Proの性能(クアルコム製のミッドレンジ向けSoCと比較)は、Nothing公式発表では次の通りだ。
プロセッサー性能はPhone(2)には少し及ばないが、画面やカメラの仕様はほぼ同じ。この性能で6万円強であれば、お買い得なデバイスとなりそうだ。
- Source: Nothing(X)
- via: 9to5Google