「MWCバルセロナ2024」にて発表

AIで新通信プラットフォーム創出へ、「AI-RANアライアンス」設立。ソフトバンクやNVIDIAなど参加

編集部:伴 修二郎

Image : SoftBank

ソフトバンク、ARM、NVIDIAなど複数の企業や大学が共同して、AI(人工知能)を活用した新たな通信プラットフォームの創出を目指す団体「AI-RANアライアンス」が設立された。

MWCバルセロナ2024にて発表されたもの。AI-RANアライアンスでは、AIとモバイルネットワークを組み合わせた「AI-RAN」を活用。AIとRAN(Radio Access Network)を融合することで、世界中に存在する膨大なRANインフラを、AI基盤として再定義するイノベーションを推進していくとする。

また、モバイルネットワークの効率性をグローバル規模で向上させ、ネットワークによる消費電力を削減することで既存のインフラを改善し、「今後来る5Gおよび6G時代に向けて、RANの変革に向けた研究開発を推進する」と説明している。

共同設立企業には、ソフトバンク、Amazon Web Services(AWS)、Arm、DeepSig、Ericsson、Microsoft、Nokia、NVIDIA、Samsung Electronics、T-Mobileの全10社と、Northeastern Universityの1大学が名を連ねる。今後は、加盟企業・大学と連携してAI-RANの研究や実証実験を進め、新規技術の普及を推進していくとのこと。

本発表に際して、ソフトバンクの代表取締役 社長執行役員兼CEO・宮川潤一氏は、「AI-RANアライアンスの活動を通して、人々の生活のあらゆる側面をAIで高度化していき、より良い未来に向けた進化を促進する」「コミュニケーションインフラからAIを活用した次世代社会インフラへの転換をリードしていく」とコメントしている。

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