インテル Core Ultra プロセッサー搭載

dynabook、AI搭載のフラグシップノートPC「R9」。Copilotキーも搭載

編集部:平山洸太

「dynabook R9」

Dynabookは、“AI PC”を謳う14.0型モバイルノートPC「dynabook R9」を4月下旬に発売する。価格はオープンだが、税込29万円台半ばでの実売が予想される。カラーはダークテックブルーのみ。

AIエンジン内蔵の「インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H」を搭載したフラグシップノートPC。新たに、生成AIを活用した「Copilot in Windows」の関連機能が呼び出せる「Copilot」キーも搭載した。なおCopilotキーは従来の右Ctrlキーが置かれていた場所に配置している。Fnキーにより、右Ctrlキーも使えるとのこと。

「Copilot」キーも搭載

CPUは16コア22スレッドで、PコアとEコアの構成により、高性能と省電力の両立を追求。AI専用エンジン(NPU)として「インテル AI Boost」を内蔵する。また、GPUは「インテル Arc グラフィックス」を搭載。これら3つのエンジンが融合することで、効率的なAI処理を可能にするとしている。メモリは32GB(LPDDR5X)、ストレージは512GB SSD(PCIe 4.0)。

またdynabook独自のエンパワーテクノロジーを搭載し、安定したCPUパフォーマンスを図っている。これにより温度上昇を抑えて、CPUを安定的に28Wで動作させ、パフォーマンスを最大限に引き出すとのこと。具体的には、放熱技術、Wファン・Wフィン放熱機構、高密度実装技術が投入されている。

エンパワーテクノロジーを搭載

なおグラフィックス性能については、前モデル「dynabook R9/W」に搭載していた第13世代インテル Coreプロセッサ「Core i7 1360P」と比較し、MMO RPGでは139%向上。またアクションRPGでは132%、オンラインアクションRPGでは206%のパフォーマンス向上を実現したとアピールする。

グラフィック性能が向上

液晶ディスプレイは14.0型ワイドで、アスペクト比は16:10、解像度はWUXGA(1,920×1,200ドット)。目の疲労を軽減するLow blue light液晶、Eyesafe 2.0/RPF 50の認証を取得。ノングレアにより、映り込みも抑えている。

14.0型のディスプレイを搭載しつつも、13.3型並みとなる約15.9mmの薄型/約1.05kgの軽量ボディを実現したとしている。ボディ素材はマグネシウム合金で、アメリカ国防総省制定MIL規格に準拠した耐久テストを10項目クリアした、高い堅牢性をアピールする。

サウンド面では2ウェイ・4スピーカーを搭載し、Dolby Atmosをサポート。低音用と高音用に独立した4つのスピーカーを、キーボード丈夫と底面に2個ずつ配置することで、力強い低音とクリアな高音を再現できるという。さらに、上下のスピーカーのバランスをチューニングすることで、イメージを超える広がりのあるサウンドを目指したとしている。

バッテリーは動画再生時で約11時間(前モデル比10%向上)、アイドル時で約27時間(前モデル比14%向上)。インターフェースとして、マイク入力/ヘッドホン出力端子、USB 3.2(Gen1) Type-Aコネクタ×2、Thunderbolt 4コネクタ×2、LAN×HDMI出力端子を搭載する。外形寸法は約312.4W×15.9H×224Dmmで、質量は約1.05kg。

左側端子部

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