Z世代社員とゲストのトークセッションを実施

パナソニックが“一人暮らしの本音”を調査、家電は「とりあえず揃える」から「吟味して買う」モノへ

Gadget Gate

パナソニックは、新生活シーズンに向けて一人暮らしに関する調査を実施。この調査をテーマにしたトークセッションを本日2月7日に開催した。

ゲストを招いたトークセッションを開催

本調査は首都圏(1都3県)に住む18〜35歳の学生・社会人に対し、初めて一人暮らしを始めた際の家電購入や暮らし方について、インターネットでのアンケートにより行われたもの。なかでも18〜22歳をZ世代前半、23〜29歳をZ世代後半、そして30〜35歳を30代に分けて比較分析している。

トークセッションは「一人暮らしの本音とリアル」と題し、同社の入社3〜5年目の社員4名、およびゲストとしてモノメディア「monograph」編集長の堀口英剛氏を招いて開かれた。

まず、初めての一人暮らしにあたり、家電購入のきっかけになったもの、あるいは参考にしたものはなにかという問いについては、回答全体では「親のアドバイス」が52.7%、「家電量販店の店員のアドバイス」が39.5%と高い結果になる一方、30代は口コミサイトが、Z世代ではSNSが主な情報源になっていることがわかった。

堀口氏は「この結果は納得感があります。まわりの大学生くらいの年代の人に話を聞いても、XやInstagramで、自分の感覚に近い人の投稿を参考にするということが多い。親のアドバイスも “近しい人” の意見という点では似ているのかもしれません」とコメント。また登壇した社員らもSNSを参考にすることが多いと口にした。

一人暮らしを始める際に揃えた家電はなにか、という質問に対しては、回答全体で「冷蔵庫」が81.7%、「洗濯機」と「炊飯器」が74%に。世代別にみると「冷蔵庫」が30代では91%だが、Z世代前半が75.7%、Z世代後半が76.1%と割合が低下。「洗濯機」も30代に対してZ世代では優先度が低くなる傾向があらわれた。

一人暮らしのランドリーを再現したブース

堀口氏は「若い世代ほど最初からとりあえず揃えようと家電を買わない、吟味してから揃えようという意識があるように思います」と述べるとともに、現代は情報が多く調べやすい反面、迷いが生じやすい側面もあると指摘する。

また掃除・洗濯・料理など基本的な家事について、自分の気持ちに近いものを選ぶ問いでは、Z世代前半が「すべて自分で行わなければいけない」という回答が多かったのに対し、Z世代後半および30代になると「家事はたまにするくらいでよい」が最も多くなるなど、年齢が上がるにつれて徐々に意識が変化していく結果がでている。

こうした流れのなかで、家事を効率化するオススメの家電を聞かれた堀口氏は「まずドラム式洗濯機をオススメしたい」と、自分の人生のなかで一番買ってよかった家電だというドラム洗濯機を推奨。「自分の時間を生むために、 “やらないといけないが自分でやらなくてもいい家事” を家電に任せられるか」が重要だとして、妥協しない家電選びをして欲しいとアドバイスした。

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