どちらかがリーク対策のフェイク画像?

「Nothing Phone(2a)」2つの画像がリーク。Glyphライトはなくなる?

Image:Framesira/Shutterstock.com

英Nothing Technologyは新型スマートフォン「Nothing Phone(2a)」を正式に予告した。すでに日本向けサイトのトップページでも「日本上陸決定」とアナウンスしている

すでにPhone(2a)に関しては、数多くのリーク情報があり、搭載プロセッサーやRAM容量などのスペックも伝えられてきた。だが、デザインに関しては噂が錯綜しており、ここ最近も2つの矛盾した画像が登場している。

1つは、大手掲示板RedditのNothing公式コミュニティに一時的に登場したハンズオン画像だ。すでにRedditからは削除されているが、複数のメディアやXユーザーらが保存したものを再公開している。

この画像は、著名リーカーYogesh Brar氏がシェアしたPVT(生産検証テスト)と称するデバイス写真にあった「背面のデュアルカメラが横並び」とも一致している。ほか、Nothingスマートフォンに共通するGlyphライト(LEDライト)の数がPhone(2)より減っているとのリークもあったが、今回の画像ではケースを着用しているため確認できない。

それに続き、インドメディアSmartPrixは信頼性の高いリーカー@Onleaksと協力して「Nothing Phone(2a)のバックパネル」につき「公式レンダリング」画像を公開した。

Image:SmartPrix, @Onleaks

こちらは背面カメラが従来機種と同じくタテ並び、しかもGlyphライトが完全になくなっている。上記のリークを含めて、これまでの噂話と全く異なるデザインである。NothingスマホにおいてはGlyphが大きな差別化要因の1つとなっているため、もし本当であれば意外な動きだ。

またNothingは、開発ツール「Glyph Developer Kit」をリリースしたばかりだ。これにより、サードパーティのAndroidアプリ開発者もGlyphライトを制御できると強調しているだけに、Phone(2a)で削除するのは矛盾している印象もある。

これまでの噂話を総合すると、搭載は従来モデルのクアルコム製Snapdragonではなく、MediaTekのミッドレンジ向けDimensity 7200を採用する。ディスプレイは120Hzの有機ELパネル、背面デュアルカメラは5000万画素。そして2つのバリエーションがあり、それぞれRAM 8GB/ストレージ128GB、RAM 12GB/ストレージ256GBとなる。本体色は白と黒の2つで、価格は400ドル~の廉価モデルといったところだ。

Nothing Phone (2a)は、今月末のMWCバルセロナ2024(26日~29日)に正式発表されるとみられている。どちらのデザインがフェイクで(リーク対策の可能性あり)どちらが本物か、明かされる日を待ちたいところだ。

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