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レトロかわいい電気自動車「Olympian Model 01」。米国/中国/カナダで5月に納入開始

Image:Olympian Motors

ニューヨークを拠点とする電気自動車スタートアップ、Olympian Motorsは、レトロでありつつ愛嬌もある外観の高級EV「Model 01」を開発している。

Model 01は4人乗り4ドア、RWDのクラシックなセダンだが、クラシックなのは外観だけでなく、インテリアにも木材やカシミア、シルクといった天然素材を採用して高級な雰囲気を盛り上げる一方、ごちゃごちゃしがちな操作スイッチ類はほぼ排除されている。

Image:Olympian Motors

また、主要な計器を除く必要な情報、たとえばインフォテインメント システム、暖房/空調、シート調整、照明などの情報はフロントガラスをHUDとして用いることで表示する。さらにそれらの操作は音声コマンドを活用、表に現れない部分には積極的に現代的機能を盛り込んでいるところが特徴的だ。そのほか、安全装備として室内には9つのエアバッグシステムが搭載されている。

電気自動車にとって重要な要素であるバッテリーは400V/82kWhのものを搭載し、航続距離は約490km。ここまではさほど驚くものではないかもしれないが、最高速度は257km/h(160mph)に達するという。

なお、車台部分は中国の電動モビリティ企業U Power TechがCES 2024に出展した「skateboard chassis」を採用することで開発コストを抑え、この上にチタンやカーボン製のボディを構築している。

2022年の発表から開発が続けられてきたこのModel 01は、現在米国、中国、カナダで最初の市販バージョンであるFounders Editionのデポジットを500ドルで受け付けている。総額は8万ドル(約1180万円)になる。

さらに米国では、このModel 01の試乗会を4月から各地で開催する予定で、5月から納入を開始する予定とのことだ。

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