「収益性の高い成長に向け体制を整える」

Unity、約1800人を解雇。全従業員の1/4に相当

Image:Unity

ゲームエンジンのUnityが、全従業員の1/4にあたる約1800人を解雇すると発表した。これは企業再建計画の一環で、Unityは米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で「中核事業を再編して再集中し、長期的かつ収益性の高い成長に向け体制を整えるため」人員削減を行うとしている。

Unityは昨年行った料金体系変更によってユーザーから大きな反発を受け、その結果として変更の一部を撤回することになった。

さらに、CEOだったのJohn Riccitiello氏は辞任し、後任として元Red Hatの元CEOであるJames Whitehurst氏を暫定CEOに迎え、Unity取締役会の筆頭独立取締役で Roelof Botha氏が会長に就任している。

Unityは昨年5月に600人をレイオフしたのを皮切りに、最近では11月に265人の従業員を削減するなど、数回の人員削減を実行してきた。今回の削減規模は、それらに比べると遙かに大規模なものになりそうだ。

Unityのゲーム エンジンは『Cuphead』『Human Fall Flat』『Escape from Tarkov』などいくつもの人気ゲームで採用されてきた。しかし昨年1年間はゲーム業界全体の業績が伸び悩んだ年であり、Epic Games、EA、Naughty Dogなどゲーム開発企業が人員削減を実施、業界全体で9000人以上が影響を受けたとされている。

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