Qi2対応やGaN採用など各種充電器も発表
<CES>iPhone内蔵カメラで被写体追尾できるアクセサリー、ベルキンが発表
AV機器を始めとした様々な分野の企業が集う国際イベント「CES2024」がアメリカ・ラスベガスで現地時間1月9日より開幕する。正式開幕に先駆けて前夜祭イベント「CES Unveiled」が開催され、ベルキンがアップルのDockKitフレームワークと連携するiPhone用アクセサリー「Auto-Tracking Stand Pro」を発表。さらにQi2対応の充電ドック、およびGaN採用の充電器など4モデルもアナウンスした。いずれも日本での展開や価格は不明。
Auto-Tracking Stand Pro
アップルのDockKitの自動被写体トラッキングテクノロジーを使用することで、iPhoneの内蔵カメラで被写体を自動追尾できるようになるアクセサリー。360度のパンと90度のチルトに対応する。なお、DockKit対応アクセサリーは世界で初めてだとしている。
対応するiPhoneは、MagSafeに対応するiPhone12以降のモデル。iPhoneをMagSafeで製品に取り付けるとNFCでペアリングが行われ、すぐにカメラの追尾が行えるようになる。なお追尾はアウトカメラとインカメラの両方で利用可能だ。
またMagSafeで取り付けることにより、最大15Wのワイヤレス充電も利用可能。本体には5時間のバッテリーも備えるため、コンセントに繋げなくても利用できる。価格は179.99ドルで、発売は「まもなく」とのこと。5フィートのUSB-Cケーブルと30Wの電源が付属する。
BoostCharge Pro 3-in-1 Q2 ワイヤレス充電スタンド
Qi2規格に準拠した、3in1ワイヤレス充電器。Qi2対応のワイヤレスパッドでは15Wの充電が行えるほか、Apple Watch Series 7以降の急速充電、ワイヤレスイヤホンのワイヤレス充電にも対応する。
Qi2対応のパッドについては、調整可能なヒンジを搭載。スマートフォンの角度を調整することで、ビデオの視聴、記事の閲覧、ビデオチャットを楽しむ際に最適化できるとしている。価格は149.99ドルで、発売予定は3月。
BoostCharge Pro Qi2 マグネットモバイルバッテリー
外出先でもQi2対応デバイスを最大15Wで充電できる、マグネット式のモバイルバッテリー。キックスタンドが組み込まれており、充電しながらスマートフォンを立てかけることができる。また、USB-C端子から本体を充電しつつ、同時にスマートフォンに給電することも可能。
容量は3つのバリエーションが用意され、5000mAh、8000mAh、10000mAh。価格は順に59.99ドル、79.99ドル、99.99ドル。発売予定は3月となる。
BoostCharge Pro 4 ポート USB-C GaN 充電器 200W
最大200Wで最大4台のデバイスを同時充電できるモデル。4つのUSB-Cポートを備える。GaNテクノロジーとプログラマブルパワーサプライ(PSS)を採用し、効率な電力出力とスマートな電力割当をアピールする。
またコンパクトなサイズも特徴としており、外形寸法は92×118.5×35.5mm。質量は650gとなっている。価格は129.99ドルで3月の発売を予定する。
6-in-1 Core GaN Dock
GaNの採用により、約50%の小型化を実現したとする、6in1ドック。最大4Kの高解像度ディスプレイをサポートするHDMIポートのほか、2つのUSB-Aポート、ギガビットイーサネットポート、2つのUSB-Cポートを備える。
なお、2つのUSB-Cポートのうち、1つは96Wの充電に対応する。こちらの価格は139.99ドルとなり、すでにアメリカでは注文が行えるとのこと。